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3日後…
《計算終了。
消えた人物の名前と数は一致しました。》
『OK、北アメリカ終わり。
次は南。その次にアジアの方もするよ』
《計算します。》
膨大な数字の羅列に人の名前。
アメリカだけでもこんなに多くの人がいたのか…
でもこのペースなら1週間で調べ終わりそうだ。
『…ねぇ、フライデー』
《はい》
『トニーは、消えてない、よね…？』
《…計算不能です。
そしてその質問は今日で5回目です》
『そうだっけ、ごめん』
やる事はしっかりできるが上手く頭が回らない
気付けば睡魔と戦ってる自分がいる。
睡眠はしっかりとってるはずなんだけど…
ナターシャが食事を持って部屋に入ってきた。
ナタ「ねぇ、そろそろ休んだらどう？」
『え？』
休む…？
ナタ「…何かしていないと気がすまないのは分かるけど
……戦いは終わったばかりよ、
今は体を休めて次に備えないと」
ナターシャの言葉に手を止めて深くため息を漏らす
『…次って、何？
確かに戦いは終わった。私は負けた。
完全に。
もう、次なんてない。
絶対負けたらダメな戦いに負けたの。
だからこれも最後の仕事。』
ナタ「最後の仕事にしては、
集中出来てないんじゃない？」
『…そんなことない』
胸がムカムカする。
何だか体がおかしい。
だるいし、いつもより重たい。
不意にナターシャの運んで来た料理の香りが鼻をくすぐる。
『…うぇ、』
ナタ「A？！」
吐きそうになり、ラボの流し台に頭を突っ込む
嗚咽を繰り返すが吐き出すことは無い。
美味しそうな料理から発するとてもいい香り。
それが酷く気持ち悪い
ナターシャが動揺しながらも背中をさする。
ナタ「どうしたの急に、最近ぼーっとしてるし、
何より…待って、もしかして…」
『…』
ナタ「妊娠してるの…？」
バレてしまった。
別に隠していた訳じゃないでも、……
いや、隠していたのか、
これ以上自分が役立たずになるのが怖くて…
私は何も言わずに頷いた。
ナタ「…フライデー、今すぐブルースを呼んで。」
《承知しました。》
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ふーあ - みゆさん» コメントありがとうございます！暖かい応援のおかげで更新出来ます！これからも楽しんで貰えれば幸いです。 (2021年11月17日 21時) (
レス) id: 2adfbf82fc (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 応援してます！ (2021年10月5日 14時) (レス) id: 5b72cf47f9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ - siriusuさん» コメントありがとうございます！ご愛読して頂けてとても嬉しいです！これからしばらくオリジナルが続きますが何卒よろしくお願いします！ (2021年8月3日 8時) (レス) id: 21523b5ffc (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - 作品読ませて頂きました！とても面白くて占つくの中でもかなり好きな小説です！更新楽しみにしています！ (2021年7月30日 18時) (レス) id: 13d54f4ebe (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ - 安仙任さん» コメントありがとうございます！亀更新＆不定期でグダグダな私ですが見てくれている方のために頑張れます！！ (2021年7月7日 1時) (レス) id: 21523b5ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーあ | 作成日時：2020年12月13日 11時
