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逃れようともがいていると
まるでおもちゃのように軽々と投げ飛ばされ、
立つ暇もなく腹を一発殴られた
『…っ！！ゲホッ！！』
息ができない
吸えない
喉の奥が熱い
鉄の味が口に広がる
パリン。
あぁ、Dr.の魔法陣が壊れた。
パンッ！
首を掴まれ、また殴られそうな所を
トニーがリパルサーを放って止めた。
彼は動けずに座ったままでサノスを睨みつけた。
トニ「彼女を殺す、なら……私、から殺せ、」
サノ「…望み通りにしてやろう。」
そう言ってサノスはすでに満身創痍の彼に
ガントレットを向けた
あと一発でも喰らえば終わる
トニーはそんな状態だ。
なのに彼は謝るように悲しげに微笑んで私を見た。
やめて、そんな顔しないで
まって、まだ…まだだよ……まだ、負けてない
『ゃ、やめ、』
止めようともがくがじたばたと地面につかない足を
動かす事しか出来ない。
Dr.「待て」
気絶していたDr.がゆっくり起き上がり
トニーと私を交互に見た。
Dr.「助けてやれ、ストーンはくれてやる……」
…は？
今、なんて…？
サノ「……騙すなよ？」
『Dr.…？』
トニ「よせ、！」
Dr.は空間からストーンを出し、それをゆっくりと、
サノスに渡した、
ストーンはガントレットの親指の部分にはまり、
異様な音を放つ。
『うっ！』
それと同時に私の体に痺れるような痛みが走った
サノ「なるほど…代償を肩代わりするのか…」
肩代わり…？
サノスはにやりと不気味に笑い私の首を掴む力を強めた。
A「っ！！！」
息が出来ないっ！
トニ「っ、彼女を離せっ！」
サノ「悪いがそれは聞けないな。
…あと一つ。」
ガントレットが光り、青黒いモヤのワープが出現した。
トニ「っ、A！！」
彼は必死に手を伸ばし私を呼ぶ
『…トニー、』
薄れる意識の中、
私も手を伸ばすが届くことは無く空を切り、
目の前が真っ暗になった。
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ふーあ - みゆさん» コメントありがとうございます！暖かい応援のおかげで更新出来ます！これからも楽しんで貰えれば幸いです。 (2021年11月17日 21時) (
レス) id: 2adfbf82fc (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 応援してます！ (2021年10月5日 14時) (レス) id: 5b72cf47f9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ - siriusuさん» コメントありがとうございます！ご愛読して頂けてとても嬉しいです！これからしばらくオリジナルが続きますが何卒よろしくお願いします！ (2021年8月3日 8時) (レス) id: 21523b5ffc (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - 作品読ませて頂きました！とても面白くて占つくの中でもかなり好きな小説です！更新楽しみにしています！ (2021年7月30日 18時) (レス) id: 13d54f4ebe (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ - 安仙任さん» コメントありがとうございます！亀更新＆不定期でグダグダな私ですが見てくれている方のために頑張れます！！ (2021年7月7日 1時) (レス) id: 21523b5ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーあ | 作成日時：2020年12月13日 11時
