Best Avengers ＿最高のアベンジ＿

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ラボはかなり散らかっていて何をしてたのかすごい気になったけど、

聞く前に体をスキャンされてトニーは画面に夢中。

その間私は隣に座って一緒に画面を見てたけど、

やっぱり彼の頬が気になって集中出来ない。

彼は今、検査結果が出るのを待っている。

今しかない。

トニ「…わっ、おい、やめ、いっ、」

違和感がある頬をゴシゴシとこする

痛い？

擦るとやっぱり化粧をしてたみたいで肌色のクリームがとれて、

下からどす黒くて、酷い色をした青アザが出てきた

『…トニーも、怪我してる。』

トニ「いや、これは…」

言い訳を考えようとするトニーを睨むと口を噤んで目をそらす。

『…ねぇ、他にも怪我してるんじゃないの？』

トニ「これだけだ、ただのアザだから心配は…」

『フライデー！トニーの体をスキャンして！』

《了解…スキャン完了。左肩に打撲傷があります》

あからさまにトニーがしまったという顔をした。

『はぁ、傷見るからTシャツ脱いで』

トニ「…は？…いや、大丈夫だ、これくらい」

『脱ぎなさい、』

トニ「…」

棚から救急セットを持ってきて机に置いた。

トニーは大人しく脱いでいて黒のタンクトップ姿

右肩には頬と同様酷いアザがあった。

擦り傷もあって、まだゴミが着いている

『はい、じゃあまず消毒するねー。』

トニ「っ〜！」

しみるようでトニーは歯を食いしばった。

ガーゼでゴミを拭き取る。

でも放置していたせいでなかなか取れない。

トニ「っ！長くないかっ？」

『トニーが放置するからゴミが取れないの、あと少しなんだけど…』

ポンポンとガーゼで叩いて、薬を塗る。

そして大きめにガーゼを当てて包帯を巻く。

最後にテープで止めて、はい終了！

『これでよしっ』

初めてだったけど我ながら上手くいってた。

トニ「終わったか？」

『うん、いい感じだよ』

そう言って救急セットと汚れたガーゼを片付ける。

トニ「…ありがとう」

トニーは複雑そうな顔をしてお礼を言い、服を着た

『どういたしまして。』

なんだか嬉しくなって、私は笑顔でそう返した。

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