Best Avengers ＿最高のアベンジ＿

13 ページ13

乗り込もうとした時、急にフライデーが救難信号を発信した

スティーブに許可をとり、すぐに西側に文字通り飛んでいく。

戦闘の痕がある、この辺りだな。

かなりの人数が彼女によって倒されており、戦車までぶっ飛ばしたようだ。

なんだ？

爆発に巻き込まれたか？

火の近くで倒れている死体がAじゃないことを願いながら歩いてすすむ

トニ「A！どこだ！！A！」

彼女は生きてるはずだ。

簡単に死んだりなんかするもんか。

バギッ

鈍い音が自分の右側から聞こえ、呻くような声も聞こえた。

視界の端には目を逸らしたくなるような光景が広がっていた。

だが、見なければならない。

白髪の女性が頭から血を流し、渡したはずのゴーグルは破壊され、

付けていたフェイスマスクは彼女を足蹴している金髪の女が付けていた。

そしてAの左腕を上げていた。

女「これは本物なんだぁ」

そして感心したように上げていた彼女の腕を落とした。

さっきの鈍い音の正体がわかった。

女はAの腕の骨を折ったのだ。

トニ「お前っ！よくもっ！！！」

すぐにリパルサーを放ち、女を吹き飛ばす。

簡単に吹っ飛び、すぐに僕はAに駆け寄る。

『…っ、トニ、来ちゃ…だめ、』

トニ「うるさいっ！喋るな、すぐ助けるからな」

傷は頭と足にあり、どちらもひどい出血だ。

女「いきなり痛いじゃない。」

吹き飛ばした女はなんともなさそうにゆっくり立ち上がって歩き出す。

クスクスと不気味に笑う。

トニ「それ以上近づくな。」

手の平を出して攻撃準備をする。

…女は止まる気配を見せない。

何発か撃つと全て当たった。

だが、少し後ずさるだけで効果はない。

女「彼女、なかなか面白かったよ。

でも貴方の方がもっと楽しめそうだねぇ。」

着々と近づいてくるので仕方なくAを寝かせて立ち上がる。

トニ「黙れ、お前は誰だ。」

リパルサーを構えながら質問をする。

女「面白い質問だね。誰だと思う？当ててみて？」

トニ「僕が質問してるんだ、質問に答えろ。」

女「必死だね、そんなに彼女が大事？」

トニ「黙れ怪物め…

それはお前のために作ったものじゃない」

そう言って一歩一歩近づいてくる女を撃った。

狙い通りマスクは外れて少し後ろに飛んで落ちた。

女「ふふ、怪物？酷いなぁ…」

トニ「っ？！」









「彼女と同じ顔なのにぃ…」

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す