AVENGERS my love to you アベンジャーズ＿＿私の愛を貴方に____

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トニ「ちょっと失礼。君、ここでこんな事されるのは困るんだが…」

『…トニー』

何処から急にトニーが現れて掴まれそうだった男の手を掴んで私と男の間に入る。

男「っ、トニー・スターク、なんでここに…」

トニ「おかしな質問だな、このパーティーの主催者は僕だぞ？

君の方こそここを何処と間違えてるんだ。」

男「っ〜！」

トニ「おっと、強く握りすぎたな。

これ以上ここに居る気なら家宅侵入で吹き飛ば…」

男「チッ！クソ！」

トニーが言い終える前にそう吐き捨てて消えてしまった。

『ありがとう、トニー。』

トニ「なんで1人で飲んでるんだ。しかもそのカラーリング…」

トニーはそう言って私の隣に座る。

『…私の格好みっともない？』

トニ「違う！そうじゃなくて、その…」

『なに？』

聞けば目を逸らして、室内なのにサングラスをかけた

そしてこっちを向き直して口を開く

トニ「すごく似合ってる、綺麗だ。」

『なんでサングラス？』

トニ「別に？そんな事より何飲んでるんだ？」

『えーと、マンハッタンっていうカクテル？』

トニ「相変わらず甘党だな。」

そう言いながらもトニーも同じものを頼んだ。

まぁ、それには突っ込まず、私は乾いた喉をカクテルで潤す。

もう少しでなくなる琥珀色を見つめてそこに浮いてるチェリーの香りを楽しむ。

トニ「なんだ？嫌いなのか？」

不意にそう声をかけられ、トニーはチェリーをヒョイとつまみそれを口に運んだ

トニ「ぉ、美味いな。」

『あっー！折角とっておいたのにっ！』

トニ「君がすぐ食べないからだ」

言い返すのを諦めてもういいとそっぽを向いた

そしてカクテルの残りを飲み干す

トニ「おいおい、そんなに怒ることないだろ」

『怒ってない。』

トニ「ほら、僕のやるから。」

ちらりとトニーを見ると口を開けろと言わんばかりにチェリーを口元に持ってくる

ゆっくり口を開けるとポイッと口に入れられる

もぐもぐと噛めばお酒の香りが染み込んだ果汁が溢れる

『…美味しい』

トニ「それは良かった。」

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