AVENGERS my love to you アベンジャーズ＿＿私の愛を貴方に____

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『じゃあ、それでお願いします。』

バー「かしこまりました。」

そう言えば彼は下がり、また1人になった。

カウンターにいるのは私だけじゃないけど、1人でいるのは私だけだ。

男組だったりカップルだったりもちろん女組もいた

アベンジャーズは何処かといえば、全く分からない

人が多すぎるのもあるが、なかなか見つからないし、

見つけても、誰か知らない人とお喋り中

トニーもそうだった。

チラリと見た時は色んな女性と会話を交わし、上品にお酒を選んで、飲んでいた

キレイな女の人か沢山居る中で私が入る所は無かった

『…はぁ』

深めのため息を着いて残っていた少量のシャンパンを飲み干す。

シュワシュワはもう無くなっていて、お酒の香りが鼻をくすぐる

バー「お待たせ致しました。」

カクテルグラスに注がれた琥珀色の液体。

中にはチェリーが入っていてすごい大人っぽさがあった

飲んでみると意外に甘く、少し甘すぎるくらいだった。

そして後味にほんのりと苦い。

アルコールの刺激が喉を伝った。

バー「…いかがですか？」

『美味しいです。』

このチェリーは飲み終わってから食べるのかな…？

慣れない飲み物に戸惑いながらもゴクリとゆっくり喉に流す。

2、3口飲み、グラスを置く。

あと半分程まで量が減って口の中にお酒の苦味が広がっていた

男「おや、こんなパーティーにお一人ですか？」

不意に声をかけられて振り向くと知らない男が近寄ってくる

『…』

着ているスーツは上物で髪はワックスか何かで固めてある

年齢は…30代だろうか

男「マンハッタンですか。まさにカクテルの女王、あなたの為のお酒ですね」

『…そうですか。』

男「何かあったんですか？話でも聞きますよ。」

結構です。

そう言って立ち去りたいが生憎、カウンターから離れるのは気が引けた

『なんでもないです。もういいですか？』

男「まぁまぁ、そう言わずに、話しましょうよ」

あまりにもしつこい奴だ。

グーパンして逃げてしまおうか…

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