AVENGERS my love to you アベンジャーズ＿＿私の愛を貴方に____

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義手はもう使い物にならないだろう。

肘から先がピクリとも動かなくなってしまった。

新しいものを作らないと…

足はなんともなってない。

これはメンテナンスだけで済みそうだ

そのことを確認して義手を作るのに必要なものをリストにまとめる。

『フライデー。このリストにまとめてあるもの用意してくれない？』

《承知しました。》

『あと、トニーが私の部屋を観ようとしたら教えてね。』

《何故ですか？》

『んー、見られたくないからかな』

《わかりました。では、アラームで知らせます》

『ありがと』

しばらくすれば直ぐに荷物が届いた。

大きめのダンボールの中にはしっかり欲しいものが入っている。

その中から医療用のメスを取り出して義手の肩らへんに切込みを入れた。

そしてそこから皮膚を剥がしていき、完全に機械の腕になった。

『こっからだなぁ…』

ドライバーを使って体との繋ぎ目を外す。

あとは…引っ張るだけだ。

口に布を突っ込み、歯を食い縛る

息を深く吸って止めた。

そして…引き抜く！

ガシャン！

『ヴゥゥゥァッ！！っ〜〜〜！！！』

身体中にものすごい衝撃が走る。

いつになっても体の神経から引き剥がすのには慣れない。

腕を引きちぎられる感覚に襲われる。

はめる時もまぁ痛いがここまででは無い。

しばらく痛みに苦しんで無くなるのを待つ。

少し楽になったので片手で新しい義手を作る。

軽さを重視してカーボンファイバーを使っていたが…

もうそんなことは言ってられない。

戦いに参加するなら…チタンとか使わなきゃ

いやぁーかなり重くなるな…

今が3、4キロだとして、チタンに変えた場合は…

外装が無くても10…いや、考えるのはやめよう。

変わらずカーボンを使おう

3Dプリンターを起動させて、設計図を送った。

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