AVENGERS my love to you アベンジャーズ＿＿私の愛を貴方に____

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なんで？

技は全部決まってたし、当たってた。

しかも機械の方で攻撃したんだからそれなりに…

ステ「僕の番だ。」

『しまっ！』

考えすぎて反応が遅れた。

足を掴まれてた私は簡単にバランスを崩してキャプテンに投げられた。

咄嗟に右手で衝撃を吸収すればミシッと嫌な音を立てた

体制を整え、反撃のために右フックを放つがパシッと止められる。

そのまますごい握力で拳を掴まれて、軋む感覚が伝わってくる

何とか振りほどいて義手を見れば少し歪んでガチャりと音を立てた

キャプテンを見るともう目の前に迫っていて、キックを放っていた。

ハッとなり、ガードするが簡単に飛ばされて、勝負は決まった。

ステ「すまない、本気になりすぎた」

直ぐにキャプテンが近寄って来て怪我がないか見る

彼は私の腕を見てギョッとした

ステ「こ、これは…」

義手はもうボロボロ。

ところどころ酷く凹んでいて、拳と手の平の1部は肌色の外装がえぐれていた。

そして、中の導線や、銀色の金属が見えた。

つまり、見た目は最悪だった。

気色悪いし、気味悪いし、痛々しい。

自分でもそう思った。

ステ「ほ、ほんとに悪かった。やりすぎた。」

A「別に大丈夫だよ。そろそろ改良しなきゃと思ってたし。」

そう言ってフェイスタオルを巻いて隠すようにパーカーを羽織る

ステ「…それは義手だったのか。」

『腕だけじゃないよ、左足も。
隠してて悪かったわね。』

ステ「どうりで攻撃が強烈だと思ったよ。

こんなに強いなら教えることなんてないんじゃないか？」

『そうかもね。

じゃあ、私はもう部屋に戻ることにするわ。

バイバイ、スティーブ。トレーニング頑張ってね。』

ステ「っ！！…あぁ！」

あれ、今名前で呼んじゃってたかな？

…まぁ、嬉しそうだからいいか。

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