洗濯物係の運命 ページ39
しかしエンヴィーとやらが賢者の石から造られたとなると今論点になっているのは恐らく材料の方であろう。
賢者の石の材料で私が立てていた1番嫌な予想、それは
『……賢者の石の原料はヒト？でしょうか？』
｢あぁ、惜しいです！｣
｢賢者の石の原料は生きた人間だよ。…確かコイツ錬金術師じゃ無なかったよな、採用だ。ラースにでも話通しといてやるよ。｣
サラッと恐ろしい事をエンヴィーは言ったのではないだろうか、原料もそうだが、なんだ採用って。やめたれ。
そしてなんだ惜しいって、そんな嬉しそうに言わないでくれ。
私の上司は生きた人間の結晶体を使ってイシュヴァール人を殺しまくってたのか。
最悪な話だ。人を使って人を殺す。この話を聞いた人間は怒りで気が狂うだろう。
……まぁ幸というか不幸というか、私は所詮他人事で済ませされる精神を持ち合わせているのでその点は問題は無い。肝が据わってるのも役に立つのだな。
成程。軍上層部公認の生きた人間の結晶体、それを元に作られた人造人間エンヴィー、そしてソイツに採用された私。紛うことなき地獄絵図だ。
間違いなくこの採用を蹴ったら文字通り首が飛ぶ。
いのちだいじに。
『えーと、という事は私はこれから人造人間側こと軍上層部側につくって事であっていますでしょうか？』
｢上層部って言っても
はぇー、中央オンリーの権力なんだ。賢者の石とか怖いから南方にでも飛ばして貰おうかな。
｢言っておくけど、こんな重大な事知っちゃってるんだから他言無用は勿論、中央以外で勤務したいとか言い出したら殺すからね。｣
このクソ人造人間、エスパーか。
『はぁ、問題無いですよ。わたし友達少ないのでこんな話話せる相手もいないです。』
｢友達が少ないのは問題では？｣
『今そこ論点じゃ無いですし、割と気にしてるので黙ってて下さい。』
｢そんな漫才なんかやってないでさ、ほら時間も時間だしキンブリーは大人しく連行、アンタはとっとと帰りな。｣
シッシと手を払ってくるエンヴィー。
『それもそうですね。』
｢それでは。｣
そう言いながら少佐はエンヴィーに手を差し出し、エンヴィーはその手に枷をかける。
そこで私は思い出した。
何故私がここまで追いかけてきたのか。
…こんな時に言うことでは無いかもしれない。
……しかし伝えなければきっと後悔するだろう。
｢あの！少佐！｣
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柏餅(プロフ) - 神すぎます！ (3月17日 23時) (
レス) @page6 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - 夜さん» メモ程度の殴り書き小説に嬉しいコメントありがとうございます…！これからも私の亀以下の更新速度でちまちま更新していきますのでよろしくお願いします*_ _) (2022年1月4日 6時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 初コメ失礼します！この作品のアニメは私も大好きなので読むことが出来て嬉しいです！これからも楽しみに続きを待ってます！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年12月23日 13時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - きゃー、コメント気付かずすみません*_ _)こんな殴り書き小説に嬉しいお言葉ありがとうございます！！！これからも更新頑張ってまいります( ᐛ )و (2021年11月3日 5時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2021年9月27日 7時) (レス) @page26 id: e404a1bc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いあさーもん | 作成日時：2020年10月13日 2時
