洗濯物係の運命 ページ37
どうしてこうなった。
「なぁに?このお嬢さん?紅蓮のガールフレンド?」
「ははっ、冗談も程々にして下さい
「あぁ。
本当にどうしてこうなった。
何故私は不気味なチビに少佐のガールフレンド疑惑をかけられているんだ。
何故私は少佐に振られたみたいになってんだ。
何故私はこんなカオス空間なのに冷や汗が止まらないのだろう。
時は遡る事30分程前。
”じゃあちょっと行ってきます。“
という言葉を残して本部に向かったのが全ての始まりで、人生の終わりだった。
ただ洗濯物を取りに行く為に私は片道5分も満たない道を、殲滅戦、本当に終わったんだなぁと呑気に考え事をしながら歩いていた。
周りの雰囲気を存分に堪能し、帰ったら何をしよう、とりあえず両親の墓参りかな、どうせ後処理の書類が溜まってるからそれらがひと段落ついたらのんびり有給でも使おうかな、なんて、数日前の出来事を思い出さないように。
そんな時だった。
ここ数日で耳が腐る程聞いた爆発音。出来ればもう数年は聞きたくない爆発音が、私の目的地の方角から聞こえてきたのは。
まぁ正直回れ右して帰るのが得策だろう。絶対ろくな事ない。私があの爆弾狂サイコパス上司の爆発音なんて聞き間違えるはずが無いのだから。
しかしまぁ私は案の定勝てなかったのである、私の中の好奇心に。
本部までの道を駆け足で進む。
私の上司遂に豚箱か〜なんて自分の脳が割と安定に呑気な事に安心しつつ、ものの1分足らずで爆発現場に到着した私は唖然とした。
こりゃ最低3人は死んどるぞ。
建物は半壊、周りの憲兵は大混乱、私みたいな下っ端兵士が建物内になんてとても入れる状況では無く、兎に角大変なのである。
運良く顔見知りの憲兵さんを見つけ、この大惨事の元凶である私の上司について聞いた所、既に上官5人殺しの罪で別の憲兵にしょっぴかれた後だという。
5人も殺したんか……というのはさておき、捕まりもう会えないのであれば、私は少佐に伝えなければ行けないことがある……。
先の顔見知りの憲兵さんにしょっぴかれた方向を急いで聞き、お礼を言ってその方向に走り出す。
走って追いつけばまだ最後に2.3言会話する時間くらいあるだろうか……。
そして私は5分も走らずに少佐を見つけた。
『少佐……!!!!!』
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柏餅(プロフ) - 神すぎます! (3月17日 23時) (レス) @page6 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - 夜さん» メモ程度の殴り書き小説に嬉しいコメントありがとうございます…!これからも私の亀以下の更新速度でちまちま更新していきますのでよろしくお願いします*_ _) (2022年1月4日 6時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 初コメ失礼します!この作品のアニメは私も大好きなので読むことが出来て嬉しいです!これからも楽しみに続きを待ってます!作者様のペースで更新頑張ってください! (2021年12月23日 13時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - きゃー、コメント気付かずすみません*_ _)こんな殴り書き小説に嬉しいお言葉ありがとうございます!!!これからも更新頑張ってまいります( ᐛ )و (2021年11月3日 5時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2021年9月27日 7時) (レス) @page26 id: e404a1bc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いあさーもん | 作成日時:2020年10月13日 2時