殲滅戦の意味 ページ23
次の日から私は補佐官らしく、かっこよく少佐のサポートをする...........................................といったことはなく、業務内容は初日と大差なく数日が過ぎた。
また、少尉に出世したといっても、キンブリー少佐の部隊では最年少という事には変わり無く、常に敬語を使うし、みんな先輩なのである。
強いて言えば、少佐の雑用をこなすようになったことぐらいか。
めんどくさい事にこの少佐、潔癖性であり、軍服が汚れたら上着を脱いで私に「洗っといて下さい。」と、預ける(押し付ける)ので、私は晴れて少佐の軍服を洗濯する係となった。
他に変わった事はと言えば、中距離の射撃の腕が上がったことだろうか。
どうせキンブリー少佐は、補佐官だろうが、何だろうが、銃弾と爆弾が飛んできたら迷わず人を盾にするので、こっちは盾にされないように必死で銃弾と爆弾が飛んでこないようにするのだ。
その甲斐あって、キンブリー少佐の盾となって死亡する人は今のところゼロ、この部署の死傷者もかなり少ない。
人を守るのが軍人の本職だ。悪い気はしない。
また、一応補佐官なので常にキンブリー少佐に引っ付いて回るのだが、これがまた何とも言えない。
つい先日の話、少佐は隣の地区から逃げたイシュヴァール人の女性とおばあさんを爆殺した。
ここまでは通常通り。
このイシュヴァール人を逃がしたのが、アレックス・アームストロングという少佐だったという事もあまり問題ではない。(いやそれも問題なのだが。)
問題はこのサイコパス上司の心情の読めなさだ。
前々から分かってたとはいえ、流石にドン引く。
アームストロング少佐が覚悟を決め、救おうとしていた命を、目の前で奪ったのだ。
その奪った張本人が
「危ないところでしたねアームストロング少佐。
敵を見逃すなんて真似........他のものに見られたら軍法会議は免れませんよ。」
と言った後
「立てますか？」
と、笑顔で手を差し伸べたのだ、アームストロング少佐に。
しかもこの人の恐ろしくヤバいところは、このセリフに全く悪意がない所だ。
この時のアームストロング少佐の絶望しきった顔と言えばもう.....
本当にアームストロング少佐が可哀想で........
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柏餅(プロフ) - 神すぎます！ (3月17日 23時) (
レス) @page6 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - 夜さん» メモ程度の殴り書き小説に嬉しいコメントありがとうございます…！これからも私の亀以下の更新速度でちまちま更新していきますのでよろしくお願いします*_ _) (2022年1月4日 6時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 初コメ失礼します！この作品のアニメは私も大好きなので読むことが出来て嬉しいです！これからも楽しみに続きを待ってます！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年12月23日 13時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - きゃー、コメント気付かずすみません*_ _)こんな殴り書き小説に嬉しいお言葉ありがとうございます！！！これからも更新頑張ってまいります( ᐛ )و (2021年11月3日 5時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2021年9月27日 7時) (レス) @page26 id: e404a1bc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いあさーもん | 作成日時：2020年10月13日 2時
