思わぬ出世 ページ22
本部に帰ってきたら、少佐は軍上層部に掛け合って私の階級をあげてくれた。
「先程正式に私の補佐官兼少尉になりましたよ。」
万遍の笑みで少佐が私の進級を告げた。
『やったー！これぞスピード出世ってやつですね！
で、なんでキンブリー少佐そんな笑顔なんです？久しぶりの戦場で楽しかった、とかいう理由だとちょっと気持ち悪いんですが。』
戦場で興奮とか気持ち悪さがちょっと所では無いのだが。
「失礼ですね、素直に部下の出世を喜んでるんですよ。」
『嘘だ、絶対嘘だ。少佐はそんなに優しくない。』
「サオリ、貴方私の事なんだと思ってるんです？」
『変態紳士の爆弾狂サイコパス上司。』
「流石に言い過ぎでは。」
『全部事実ですよ。』
「否定出来ませんね。
で、喜んでる理由ですが、久しぶりに補佐官が付いたもので。しかも中々面白い補佐官が。今後が楽しみだなぁと。」
やっぱり嘘なんかい。
ていうか、
『面白い補佐官ってなんですか、面白いって。』
私で人体実験でもするのかこの人は。
「いえ、私の行動を否定しないだなんて面白すぎます。しかも私が好みの性格をしている。」
『少佐は仕事をしてるだけですので、否定する理由はないかと。後、いい歳したおっさんが10代の女性に好みとかはちょっと、、、やめといた方がいいですよ。』
ドン引いた顔で言ってやる。
どうせ少佐の好みは絶対一般的な意味ではないが、傍から見たら立派なロリコンである。
「あぁ、安心してください。私ロリコンの気はありませんから。」
『態度だけじゃなくて、発言面でも世間の目を気にしてください！私嫌ですよ、上司が変態紳士の爆弾狂サイコパスの上にロリコンだなんて。』
「今日はズバズバ言いますね、少し傷つきます。」
この人絶対傷ついてない。
『...............まぁ、でも、キンブリー少佐は多少は面白いし、一緒に働いてて絶対に飽きないので毎日そこそこ楽しいです。』
この上司のお陰で、血塗れの戦場ですら苦ではないのだ。
自分の利益の為に躊躇わず人を殺す、この考えは周りからは浮いているだろう。
少し癪だが、そんな私を認めて褒めてくれるのは少佐だけなのだ。
普通の人はキンブリー少佐の部下になりたくないと言うだろうが、私は心底ずっとこの人の部下でいたいと思う。
『改めて補佐官としてこれからもよろしくお願いします。』
「今日は嬉しい事も沢山言ってくれますね。
こちらこそよろしくお願いします、サオリ。」
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柏餅(プロフ) - 神すぎます！ (3月17日 23時) (
レス) @page6 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - 夜さん» メモ程度の殴り書き小説に嬉しいコメントありがとうございます…！これからも私の亀以下の更新速度でちまちま更新していきますのでよろしくお願いします*_ _) (2022年1月4日 6時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 初コメ失礼します！この作品のアニメは私も大好きなので読むことが出来て嬉しいです！これからも楽しみに続きを待ってます！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年12月23日 13時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - きゃー、コメント気付かずすみません*_ _)こんな殴り書き小説に嬉しいお言葉ありがとうございます！！！これからも更新頑張ってまいります( ᐛ )و (2021年11月3日 5時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2021年9月27日 7時) (レス) @page26 id: e404a1bc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いあさーもん | 作成日時：2020年10月13日 2時
