朝っぱらの好奇心 ページ13
死んだら安泰もクソもない。
そんな事を思っていると、入口の扉が空いた。
「おはようございます。」
時計を確認すると、針は9:00を指していた。
「何がお取り込み中でしたか？」
入ってきたキンブリー少佐の部下が気を利かせたように聞いてくる。
「いえいえ、レタブリッスモンに美味しいコーヒーの入れ方を聞いていただけです。」
よくも笑顔でスラスラと嘘が出てくるものだ。
『はい。コーヒーはお湯を入れる時に、はじめ少量だけ入れて1分蒸すのが大切なんですよ！！ぜひ試して見てくださいね！！！』
まぁ、私もこの人がキンブリー少佐の変態っぷりを知り辞めたりしたら困るから、少佐の咄嗟の嘘に乗るのだが。
「へ〜、ありがとう、今度試してみるよ。」
そう言って彼は自分の机に座った。
私はふとキンブリー少佐の顔を見た。
彼も私を見ていたようで、目が会った瞬間ニコリと笑われた。
うわっ、怖。
サイコパス少佐が笑ってる。
鳥肌パない。
きっと私は凄く嫌な顔をしてるだろう。実際凄く嫌だし。
...............しかし少佐の錬金術、興味あるなぁ。
私も文献上で錬金術というものを調べたことがある。
錬金術が身近にある今、恐らく戦争で使われているであろう錬金術の基礎を知っておくというのも保身に繋がる。
知っておいて損は無いと思ったから、原理、理屈、構成、錬成陣についてなら少しは知っている。
スミス中尉の話だと色々な物を爆発物にするとの事だが、物ひとつひとつに錬成陣を描くのか？
いや、そんな時間無いはずだ。
キンブリー少佐が猫をかぶるのをやめるほど錬金術は面白いのか。
それとも単に、少佐が人殺しが好きなのか？
ヤバい、“好奇心”とやらが止められない。
そして私は1年後、この好奇心を持ちながら戦場に足を踏み入れるのだ。
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柏餅(プロフ) - 神すぎます！ (3月17日 23時) (
レス) @page6 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - 夜さん» メモ程度の殴り書き小説に嬉しいコメントありがとうございます…！これからも私の亀以下の更新速度でちまちま更新していきますのでよろしくお願いします*_ _) (2022年1月4日 6時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 初コメ失礼します！この作品のアニメは私も大好きなので読むことが出来て嬉しいです！これからも楽しみに続きを待ってます！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年12月23日 13時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
いあさーもん(プロフ) - きゃー、コメント気付かずすみません*_ _)こんな殴り書き小説に嬉しいお言葉ありがとうございます！！！これからも更新頑張ってまいります( ᐛ )و (2021年11月3日 5時) (レス) id: a05709b1ac (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2021年9月27日 7時) (レス) @page26 id: e404a1bc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いあさーもん | 作成日時：2020年10月13日 2時
