とんかつ兄妹

◇【JS】 ページ12

DN「わ〜すごくいい買い物をしました！」

JS「僕も丁度新しいシャンプーが欲しかったから良いのが買えてよかった」

VN「僕ちょっとトイレ行ってくる」



DN「そう言えばクプスヒョンは何も買わなかったんですね？」

SC「うんまぁ俺前買ったから」

DN「え！買ったんですか？？」

SC「あ、…うんまぁプレゼントにな！」







純粋なディノ、少しも疑わないからヒョンは心配になるよ。

誰へのプレゼントだろうね？メンバーへのプレゼントなら、メンバーは誰から貰った〜とか言うから分かるはずだけど誰もそんなことは言ってきてないからきっとメンバーへのプレゼントじゃないはず。







JS「へぇ〜、誰へのプレゼント？」

SC「誰へのって、、親！両親だよ！母さんへのプレゼント！」

DN「僕の母さんも誕生日近いからここでプレゼント買おうかな」

JS「何買ったの？香水？柔軟剤？シャンプー？」


SC「なんでそんな詮索してくるんだよ！なんでもいいだろ！！」

JS「気になるから聞いてるんじゃん。なんで言ってくれないの？」

SC「別にそこまで言うことでもないだろ〜！」







なかなか口を割らない。


クプスって僕ら95lineには隠し事できないから。隠し事できないというか隠し事させないから、基本的に気になることがあったら口を割るまで聞きまくるからさ。ここまで口を割らないとなると相当僕らに言いたくないことなんだろう。







DN「そう言えばボノニヒョン遅いですね〜」

JS「迷ってるのかな？？」

SC「俺が見てくるよ！」







居づらくなったのか足早にボノニを探しに行った。


何を隠しているのか分からないけど今日少しだけ分かったことがある。クプスはやたら色んな店員さんと目配せをしていた。
それなりに交流がないと目配せなんてできないから、僕らが知る前からこの店を知っていて尚且つよく通っているのかもしれない。


…こうやって誰かの恋愛事情を探るのは初めてだから、少し退屈だった日々に楽しみが増えたような気がした。

◇→←◇

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す