【JN】おじさん？いや、お兄さんね？

キムソク･ジン ページ33

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JN『それでAちゃんはなんで韓国に？』




『え、･･えっと、留学です』




JN『留学かぁー頭いいんだね』




『いや、そこまで』




JN『僕が高校生の時はね･･』





なんで私、2人で話してるんだろう。伯父は「頑張れよ」って訳の分からないことを言って奥へ戻って行ったし。頑張れよって、何を頑張るの？





JN『･･･ちゃん、、ｯちゃん聞いてる？Aちゃん！』




『わぁｯ！』




JN『聞いてた？僕の話。』




『････あぁはい』




JN『本当に？ すごくボーッとしてたようにも見えたけど』





私の顔を下から覗き込むように見つめる彼の目が私を捉えて離さない。この目、すごく嫌い。

揺れ動かない瞳が、あの日の、あの男の目と重なって逃げろと私に促す。
でも違うこの人は違うって思ってる自分もいる。





JN『そう言えば僕の名前、言ってなかったよね』




『おじさん、じゃダメなんですか』




JN『うーん、笑 それだと会う度に僕の心が痛むから名前で呼んで欲しいかな』


これからも私たち会う予定なんですか？前提ですか？ていうかあなたホントに何者？




JN『僕の名前はキム･ソクジン』




『･･キムソク、ジン、、さん』




JN『ん？･･ん？あれなんかおかしくなかった？』




『いえ何も』





優しいおじさんの名前はキムソク･ジンさんと判明した。





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