私は9人目のサーヴァンプ…の、はず… (ページ47)

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44、無自覚な想いページ47

鈴原side

「…ごめん、1人にさせて。」

そう言って、Aはベットの中に潜り込んでしまった。
いやそれ、私のベットなんだけど…

…あれからずっと、Aはこんな感じだ。ずっと黙ってて、家に帰ったとたん人間姿になってベットに潜り込んでしまった。

まあ、あんな事故あったしね…噂の事故チューとかいうやつかな？

Aってクロさんのことどう思ってるんだろ…でも前に聞いたら、『そんな訳無い』って言われたもんな…。

そんなことを考えながら、私は部屋を出た。

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Aside

う…

うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！？！？！？

まさかっ、あんなことっ…！

…でも、嫌な感じは無かった。
何で？

…………………

…そうか、

私、好きだったんだ。

クロのこと。

しかも、昔から。

いやぁ、無自覚って怖い…(；＾o＾)

…今までは無自覚だったから目を逸らしてたけど、こうなっちゃったら向き合うしか無いのかな…この想いと。

『またあいつ(・・・)と関わるの？』

うわ、スライムいつのまに。驚かさないでよ。

『もう、きみはいつになったら懲りるのかな
？』

………

『また、死ななきゃ分からないの？
また…

殺されなきゃ(・・・・・・)、分からないの？』

……………

私は…みんなを信じるって決めたから…

私は、彼(・)を信用するよ。

『あーあ、せっかく忠告してあげたのに。
もうぼくどうなっても知らないよ。』

いや、むしろほっといてくれた方が助かるよ。

…人は変われる、だから私は彼を信じたい。
…まあ、あっちがこっちを好きじゃ無いだろうけど。

そんなことを考えながら、私はスライムがどこかに消えるのを見届けた。

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