私は9人目のサーヴァンプ…の、はず… (ページ37)

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35、テレビ前の気持ちページ37

テレビに映ったのは、白く長い髪で、白いローブを着た…

「…もしかして、A？」

いやでも、Aの目は赤いけど、あの子の目は青いし…

そういえば、Aは昔、クロさんの主人(イヴ)だったと言ってた。また、赤い目は吸血鬼の特長らしい。

「もしかして、真祖(サーヴァンプ)は、元は人間だったの…？」

『他の真祖のことは知らないけど、少なくとも
Aはそうだよ。』

あ、何？このスライム、教えてくれるの？

『そんなことよりも早くテレビを観なよ！いろ
いろ分かっちゃうよ！
まあ、全部は観せられないけどね！』

そ、そっか。そんなこと聞いてる場合じゃ…って今の話も十分重要だと思うけどね…。

まあ、テレビを観なきゃいけないのには納得だし。
真剣に観よう。……

まず映ったのは、今より少し背が低いAとクロさんが…
『言い忘れてたけど、このテレビではA
が『怠惰』と何があったのかを重点的に観せ
るね！』

あぁぁぁぁもううるさい！せっかく真剣に観ようと思って頑張ってたのに！

『あ、何か邪魔しちゃったみたいだね。じゃあ
ぼくは、テレビが終わるまでだまっていよう
かな…。』

是非そうしてよ。

よし、今度こそ…

ちゃんと、向き合おう。