私は9人目のサーヴァンプ…の、はず… (ページ36)

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34、白い空間での気持ちページ36

鈴原side

…あれ、ここは…？

あ、そうか。博士(ドクトル)に何か飲まされて、Aの中に入ったんだっけ。(←超冷静

それにしても、ここ…

まっ白な空間にぽつんと１つテレビがあるだけ。

なんか…寂しい…。

「Aー、いるのー？」

………………

……返事無し。

おかしいなあ。Aの中だって聞いたから、いつでもAの声が聞こえると思ったのに…

しかも、このテレビ、さっきからいじってるけどつかないし。

…変なの。

『何してるの？』

突然、後ろから声がした。びっくりして後ろを振り向くと…

…何この白い人外生命体。

あ、もしかして、某有名RPGゲームに出てくるスライム？

『…ぼくの質問に答えてくれないかな？』

ん？あ、ああ。ごめんね。

「あのね、私はAに会いに来たんだけど…
君、どこにいるか知ってる？」

『もちろん知ってるよ。』

なんだと。
ダメ元で聞いたのに、知ってるだと(゜ロ゜)

『でも君、Aのことちゃんと知ってるの？』

いや、知らないからそれも聞きに来たんだけど…。

『多分君は知らないだろうし、ぼくが教えてあ
げるよ！』

「え、いや、その…。」

『さあさあ、椅子に座って！』

そう言って、スライムは私をソファーに座らせた。っていうか、どこから出したのそれ。

『どうぞ、御覧くださーい！』

そして、テレビがついた。