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和睦が結ばれる少し前のこと…
Aの住む村は焼け野原になっていた
貴方side
貴「熱い…」
布団から出ると部屋は火に囲まれていた…
正直死を覚悟した
そして階段からバタバタと音が聞こえてきた
ペレジア兵とすぐわかった俺は火事から生き延びれてもどのみちダメだということを悟った
ガチャ！
ペレジア兵「ペレジア兵だ！！」
そういって俺より少しでかくてクロムの姉ちゃんと同じぐらいの年の青年が俺の部屋に入ってきた
俺はその男をじっと睨んだ
ペレジア兵「お前…やけに冷静だな」
貴「殺すんだろ…覚悟は出来ている…」
ペレジア兵「ほぉ俺らを前にしてそんだけ冷静な奴初めて見たよ
よし…」
何か言い出そうとした男の後ろから別のペレジア兵の大男が俺に斬りかかってきた
大男「死ね！！ガキがー！」
大男は剣を振り上げ俺に剣を振り下ろした
しかし剣は俺の肩付近で止まりカランと落ちた
ペレジア兵「おいこのやろう…こんな小さい子勝手に殺そうとするなよ…」
いわゆる同士討ちだ…
貴「なんで…だよ」
ペレジア兵「俺はテメェが気に入ったからな…
それにここはもうイーリスじゃなくてペレジア国だ
自国の奴を殺すわけないだろ」
そういうと男は魔法を使って火を消した
貴「それ…ダークマージ系の魔法？」
ペレジア兵「魔法も知ってんのか？」
貴「少しは…剣も少しは使えるけど怖くて何もできなかった…」
ペレジア兵「そりゃ村人がいきなり剣振り回したら俺ら兵士もたまったもんじゃねぇけどな！」
貴「いざって時使えなければ意味はない…」
ペレジア兵「だがお前はこの状況でも取り乱さなかった…
きっと良い兵士になれる
俺と共にペレジア軍に来ないか？」
貴「俺は別に人殺しはしたくない…」
ペレジア兵「じゃ契約だ…
助けてやるから俺の隊に入れ！」
貴「なんでそこまで…」
ペレジア兵「言っただろ！
お前はきっと良い兵士になる
ペレジアの未来を担う若い力にな！」
貴「本当に殺さない？」
ペレジア兵「あぁもちろんだ！」
俺は迷ったが答えをすぐ出した
貴「わかったペレジア軍に入る」
ペレジア兵「それでいい
じゃ帰るぞ」
なんだ、この男は何者なんだ
歪んだ奴ばっかのペレジア軍にこんな奴が
貴「俺はAだ！
あんたの名前は？」
ペレジア兵「俺か？
俺は
ギャンレルだ」
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8介 - ストーリーは最高なんですが、改行が多過ぎて少し台詞が読みにくいっす (2022年8月4日 15時) (
レス) @page20 id: 4746f97e86 (このIDを非表示/違反報告)
みんみんぜみ(プロフ) - コメントありがとうございます！ (2016年7月19日 22時) (レス) id: 5239e6d45b (このIDを非表示/違反報告)
#ブラック☆ - 主人公かっこいいです！これからも更新頑張って下さい！！ (2016年7月16日 0時) (レス) id: a43a3a6f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんみんぜみ | 作成日時：2015年3月15日 17時
