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貴方side
エメ「ありがとうA」
貴「さぁ早く！」
俺はエメリナさんを助けるため近付いた
エメ「ペレジアのみなさん、
どうか私の声を聞いて下さい。
戦争は、何も生みません。
多くの罪なき人々が悲しむ事になるだけです。
憎しみに心を支配されてはなりません。
悲しみに縛られてはなりません。
たった一欠片の思いやりが…
世界の人々を平和へと導くのです。
心の片隅にでもいい、どうかそれを忘れないで下さい……」
ペ兵「…」
エメ(私は無力で愚かでした。)
するとエメリナさんは自分から落ちようとした
貴「あっ…」
俺は急いでエメリナさんの手を取ろうと思ったが体が動かなかった。
いや
動けなかった…
この世にこんなに華々しく散れる人間がいたんだな
クロムside
クロ「姉さん…」
姉さんは崖から落ち俺たちはもう戦う理由をなくしてしまった
リ「いやっ
いやぁぁぁぁぁーーー！！！！」
フレ「エメリナさま…」
ルフ「そんな…」
皆も動揺する中
ギャ「クァーッハッハ！
気高い！ 気高いぜぇ、エメリナ！
この世にきれいな死なんざねぇと
思ってたがよ！
イーリス聖王エメリナ
てめぇは愛する者たちのために、
美しく死んだ女だ
そして、世界で一番無責任な
クソったれ女だぁ！」
クロ「貴様…貴様っ！！！」
俺は人生最大の怒りと絶望を味わいながら奴を睨みつけた
バジ「クロム早く逃げるぞ
兵の数は向こうが圧倒的だ
早く逃げねえと俺たちもやられる」
クロ「姉さんを…
姉さんを連れて帰らないと…」
ルフ「クロムさん気持ちはわかりますが今は逃げないと！」
ルフレの声で我にかえった俺は皆の元に走った
これから俺たちはイーリスに帰るため長く辛い退却が始まった
ペレジアside
ギャ「エメリナが死んだ途端さっさと帰って行きやがったなあいつら
逆上して攻めてきたらあいつら全滅だったのに」
イン「まぁそこらへんは頭のいい軍師さんが考えたんじゃないの？」
貴「ただいま戻りました…」
ギャ「おいおい今頃かよA
お前がもっと早く来てたら何百人っていうペレジア兵の命は助かったんだぜ？」
貴「それは申し訳ございません」
イン「せっかくの勝利なのに元気ないのね？」
貴「失礼します。」
ガタ
ギャ「あいつ…」
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8介 - ストーリーは最高なんですが、改行が多過ぎて少し台詞が読みにくいっす (2022年8月4日 15時) (
レス) @page20 id: 4746f97e86 (このIDを非表示/違反報告)
みんみんぜみ(プロフ) - コメントありがとうございます！ (2016年7月19日 22時) (レス) id: 5239e6d45b (このIDを非表示/違反報告)
#ブラック☆ - 主人公かっこいいです！これからも更新頑張って下さい！！ (2016年7月16日 0時) (レス) id: a43a3a6f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんみんぜみ | 作成日時：2015年3月15日 17時
