依頼 ページ21
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谷崎「……あの、えーと、調査のご依頼だとか。それで……」
樋口一葉、凄く可愛い。
お団子も可愛いけど、下ろしてるのも良いね。
一人で依頼内容を聞くのではなく、単純に樋口一葉という人物に会った感想を心の中で言っている。
太宰「美しい……」
その声は、太宰治。
これは、樋口一葉を口説く場面かな。
太宰「睡蓮の花ごとき果敢なく、そして可憐なお嬢さんだ」
樋口「へっ!?」
太宰「どうか私と心中していただけないだろ……」
スパァァァンと良い音が部屋中に響いた。
国木田さんナイス。
樋口一葉の困った顔………可愛い。
樋口「なななな!?」
国木田「済みません忘れてください」
国木田さんは太宰さんを引き摺って違う部屋に入った。
心中ちょっとだけで良いから〜
なんてのは聴こえなかったことにしよう。
太宰さんが心中熱心なのはいつものことだ。
樋口「それで依頼と云うのはですね、我が社のビルヂングの裏手に最近善からぬ輩が屯している様なんです」
谷崎「善からぬ輩ッていうと?」
樋口「分かりません。ですが襤褸をまとって日陰を歩き聞き慣れない異国語を話す者もいるとか」
国木田「そいつは密輸業者だろう」
国木田さんが帰ってきた。
太宰さんは見当たらないけど気にしない。
まぁ、何処かでまた復活しているだろう。
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作者名:シザンサス x他1人 | 作成日時:2020年7月26日 18時