メイドか執事か、迷うね ページ46
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正直面倒だ。108個の依頼を達成したから少しは休みたい。いや、普通にこの手の事は苦手なんだ。
正義感若干強めの、クソガキ相手とか絶対やりたくない。ので、
「任せた☆」
っと指二本を合わせ、キザっぽくおでこから前に掛けて払う。
すると、
「リーダー！！そんな所に居ないで！降りてきて下さいよ！」
っとスイレンが裏切りやがった。
当の本人の顔は今までに見た事がない程、いやらしい顔をしていた。
「何？ここのボスか！」
少年少女どっちつかずの相手は、上を向いて、俺を見つけた。
...見つかった。
「あ"あ〜だりー！何でばらすんだよ！お前、飯抜きな？」
「え？」
「降りてこい！そして、俺と勝負しろ！」
「うっせー！！蒙古斑！クソガキ！消えろ！帰れ！」
「何だと！！『脚力強化ｯ!!!』もう一回言ってみろ！」
すると、スリーステップで、駆け上がってきた。
「もう一回？もう、怒りなくなったし、忘れたから、言えないなぁ。」
っと、頭を掻く。
そして、構わず男女は、腰から抜剣し、Aへと振り下ろした。
のだが、
「ダメじゃないか、子供がこんな物振り回しちゃ。」
っと、白刃取り。
そして、
バキンッ！！
っと音を立てて、それは落ちたのだった。
「剣はやめとけ、横からの攻撃に弱い。それでも、剣が良いなら、直刃にしておけ。横の力に多少は強い筈だ。」
「そんな、俺の剣が。っとでも言うと思ったか！」
っと言うと、懐から折り畳みの短剣を取り出した。
パシッ
捕まった。
「まだだ！」
ﾊﾞｼｭ!
短剣の柄から刃が飛ぶ。
だが、
ガキｯンッ！！
歯で挟んで止められる。
べぇ
「あのな、そもそも、人に向かって洞窟の主だの、刃向けたりだの、そういうの誰から教わったの！少なくとも、お前の親はそんな風に育ててないでしょ！」
「っるせぇ！！」
っと、柄をAに投げつけ、彼と同じ様に、三つに分かれた棒を服の裾から出し、彼とは違い、刃付きの棒を彼に向けた。
「剣、短刀、飛びナイフ、次は槍か、武器の量
「お前を倒したら依頼達成なんだ！早く殺られろ！」
「あ？テメェ、殺られろってか？殺るからには、覚悟出来てんだろうなぁ"！！！おい、」
っと、珍しく殺気を放つ。
「...ぁ」
萎縮してしまった。
コレは戦う上で、しかも、敵との殺し合いの中で、それは、実力差を認め殺してくれと願うようなものだった。
空気を美味しいって思う？ウチは思う→←元凶と書いてソースと読みたい
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作者名：ノウス | 作成日時：2019年6月1日 23時
