元凶と書いてソースと読みたい ページ45
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...
さてと、アホピンクを回収しに行きますか。
隠密を勉強させたつもりだったが、どうなったんだ？
一応、才能はあると思う。何せ、あの集落の周辺で俺以外には見つけて貰えなかったみたいだしな。
カーネルさんとか直ぐに見つけて助けてくれそうだったのに。
その感知を免れてるんだから、相当だな。
「さて、結構、奥に来たが、見つからんな。」
死んだか？
...ﾄﾞﾝｯ
戦闘音だ。場所は...最深部か。
コレは、キタのでは？
「だから！私じゃないってば！」
「嘘をつくな！それ程までの魔獣を従えて、此処の主ではないと抜かすか！」
「魔獣じゃないわよ！召喚獣よ！しかも、私の手で聖獣の下についてる正当な召喚獣達よ！」
...なんか、揉めてる。面倒くさそう。
ん？アイツ、あの虎倒したのか、やるな。
アホピンクと相手の方、同格か？
まず、アホピンクが
取り敢えず、虎、安らかに眠れ。
──────
私はこの洞窟に放り込まれてから、隠密に加え、此処の獣達のテイムを行った。
そして、2日目の朝、ようやく、此処の主をテイムする事に成功した。
その後、隠密の練習の為に、獣達と私で、隠れんぼをした。
勿論、私が一方的に隠れる。
そうしなければ、隠密の練習にはならない。
蝙蝠の超音波で直ぐに見つかり、主には匂い、他の子達は闇目や音で見つかった。
対策を練り、もう一度行った。
超音波には、他の物体をぶつけ、匂いは洞窟の泥や水を被り臭いを消し、一つ一つの行動に気をつけ消音を保ち、闇目には、予め、目を閉じ暗闇に目を慣らして躱した。
それでも、何回か見つかった。気配が消せていなかったのだろう。
それを意識してからは、見つかる回数が減り、見つからない時間が長くなった。
そして、83回目に突入し、20分程経過した時だった。
この三日聞こえなかった音に気が付き、Aかと思い、皆を集めたが、何体か足りない事に気が付いた私は、直ぐに行動に出た。
すると、全く違った気配を感じとった。
最近見知った気配と戦っていた。
そして、今に至る。が、
気まぐれに相手の頭上を見てしまった。
そこには、小さく手を振り、ヤッホーっと口パクで喋る私を放り出した元凶が居た。
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作者名：ノウス | 作成日時：2019年6月1日 23時
