クラスで浮いてる人に絡まない方が普通は良い ページ42
............
...
「必要ない！」
「なら、私の命を！」
「お前の命なんて貰った所で、どうするか困る。だから、要らん！」
「なら、私の身体をあげます！！」
「それは、今後の人生をかけるっという意味か？」
「足りませんか！」
「それでいいのか。」
「はい！私は、私の『誇り』の為に貴方に、残りの人生全てを捧げます！」
ﾊﾞｻｯ
「承った。」
「なんで、脱ぐんですk((ﾎﾞｽｯ重った！」
「持ってろ、獣臭は他の依頼の達成の証の素材からだ。」
「え？他の..」
「行ってくる。」
ﾄﾞﾝｯ
パラパラ
「えっと...毒対策は？」
──────
アイツの言う通りだった！
奴らは狡猾で、それでいて、
残酷だ。
「奇襲なんて、聞いてないぞ！！」
「無駄口叩かないで手を動かして！！」
「ドンドン湧き出てくるぞ！！！」
「こんな...こんな筈じゃ！」
「ガウッ！！ガウガウッ！！」
「ゴブリンライダーまで！？」
「クソっ！！」
「こんな事なら、アイツの言う事を聞いておくべきだった、な！！」
ｼｭﾄｯ!!
「気をつけろ！毒の着いた武器が混ざってるぞ！」
「...」
「受けたのか！？」
「..ああ。」
「解毒薬は！」
「使い切った。」
「絶望的ね。」
「...」
「...」
「...」
「...」
誰も、何も、話さなくなってしまった。
話をする余裕が無いのか、意識が無くなって来たのか、
どうか分からない。だけど、コレは言える。
俺達は.....甘かった。
ｷﾞｭｩｩｩﾝｯ!!!
ｸﾞﾁｬｯ!!
「今度は何だ！！」
「首ｯ？？」
「ケケッ...ｹﾌｧ〜」
首だけになった事を認識してから死んだ。
ｹﾞﾁｬｯ
ｹﾞﾁｬｯ
ﾌﾞｼｭｯ
次々、首や胸、腕や脚が飛んでくる。速度を上げて。
「何か...何か来る！！」
血の匂いだ。でも、それと同レベルの強い獣の臭いがする。
「手を止めるな...」
この声は！！
ｻﾞﾊﾟｧ!!
血！？血の海だ！！
ﾄﾞﾊﾟﾝｯ!!
ﾄﾞﾊﾟﾝｯ!!
「後、20だ。」
血で赤くなったシャツと、見慣れないズボン、黒いブーツ。
間違いない。
「アンタ、さっきの！」
「依頼だ。死にたくないなら、戦え。毒を受けたら傷口を抑えろ。今、治療する。」
ｶﾁｬﾝｯ
ﾄﾞﾊﾟﾝｯ
「何してる！味方だぞ！」
「傷もついてないのに騒ぐな。鬱陶しい。」
「何？」
「盛るな。そして、見ていろ。コレが討伐だ。」
高校生のテンションが高いのは、全国共通か？→←話聞かない人って本当に多いよね
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作者名：ノウス | 作成日時：2019年6月1日 23時
