ロングスローで掴めないどんくささが、また、良い ページ35
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...
【朝】
〜着替え中〜
俺とスイレンは、昨日の計画を実行する為に、戦闘用の服に着替えていた。
「アレ？そういえば、何で、皇帝の息子の成人の儀、手伝うの？」
「ん？流石に皇帝もイイ歳だ。だがら、玉座から降りてもらう。その後釜として、皇子を据える。」
「なるほどー。」
まぁ、いくら老害の息子とはいえ、政治くらいは、勉強してるだろうよ。って考え、結構浅い考えだが、もし、分かっていなかった場合は、拉致って、死ぬ程、勉強させる。
もちろん、影武者を唆して、入れ替わらせる。
次代の皇帝が、どうしようも無かったら、流石に俺も、この国見捨てて、本来の目的を達成しなくてはならない。
もし、この国の文明が、万が一、いや、十が一でも発展する可能性を考えて、布石を打っておく。10年後の聖戦に備えて、な？
10年後の聖戦の開始前のあの時点では、圧倒的に戦力が足りなかった。
何故なら、相手を弱体させず、尚且つ、こちらが弱体し、相手を強化していたら、いくら頭数揃えた所で、風の前の塵である。
だから、俺は、1つでも多く発展させる為に、動いている。常に何手先も予測し、あらゆる最善を尽くして。やり直しが効かない一発勝負。でも、心残りはあるな。
家族とか、さ。
「そう言えば、変わった服ね、なんて言う服なの？」
「あ？コレか？迷彩服だ。今は裾上げしてるが、本来は170後半の身長で丁度いい服だ。夜や密林で潜み易い。後、もう一着違う服があるが、まだ出番じゃねぇ。」
「あぁ〜」
「それより、俺は、お前の装備の方が不自然だ。」
「ええ？そう？」
「おお、軽すぎるだろ。おいおい、そんな装備で大丈夫か？」
「大丈夫だ 問題ない」
「ちょー！ねぇー！フラグ立てるのやめてもらっても良い？」
「フラグ？」
エル何とかの人の、そのセリフ言うと負けるよ？
多分、死ぬ前に、『神は言っているここで死ぬ定めではないと。』っとか、深層心理爆発するんだろうね。
「まぁ、取り敢えず、コレ、持っておけ。」
ｺﾂｯ
「痛ッ！！」
「掴めよ！キャッチしろ！！」
「いきなり投げないでよ！てか、何これ。」
「錬成物の余り物で作った、手編みの髪飾りだ。余り物で作ったとはいえ、効果を発揮するには十分の量で呪詛と一緒に編んである。ピンチの時以外は、使うなよ？能力が反発する。」
「危ない物渡さないでよ！」
「じゃ、行くぞ。」
「話聞けぇえぇ！！」
殺伐としたゲームをすると、優しさが無くなる→←合法ロリでも限度がある
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作者名：ノウス | 作成日時：2019年6月1日 23時
