最近、誤字が多いので誰か何とかしてください ページ30
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「で、買い物して帰ってきたのか、」
「うん、翌々考えたら私、戦闘と召喚術しか出来ない。」
「この国を散歩したんだな？」
「うん、外壁とか、駐屯所とか色々回ってきた。」
「渡した地図は？」
「持って行ったけど、余り役に立たなかったよ？道順を辿っても迷子になるから、道行く人に聞いて回った。」
「役に立たなかった？」
「うん。辿っても、行き止まりばかりだったし、」
「...なぁ、スイレン。お前、記憶力は良いか？」
「え？うん。そりゃ、記憶力無いと召喚術なんて出来ないからね。」
「じゃ、この地図で覚えてる、地図に合わない行き止まりの場所を書いてくれ。」
「良いけど、」
キュッ
キュキュッ
一応、言っておこう、今使ってるペンはマジックペンだ。
魔法の筆と書いて、マジックペンではなく、市販で売ってる極々普通のペンだ。
そう、マジックペン等、普通に存在しない。だが、この国の特産品として売られていた。
奇跡だな。まさか、スイレンが興味本意でマジックペンを買ってくるとは、
しかも、考案者があの、イスファール国王のルーメスト・ハイベライト・イスファールである。
インクも油性で、かなりありがたい。
何せ、油性に含まれる有機溶剤は、ケトン、アルコール、酢酸エチル等が入っている。
つまり、他の物質と置換し、引火性を一気に高める事ができれば、騒ぎを起こしやすくなったり、引火性の煙幕を作れる。
コレだけでも、城一つ落とす事はできるだろう。
やらないけど、
取り敢えず、アルコールが手に入れにくい歳頃でアルコールが入手できたのは、ありがたい。
錬金はあくまでも中に含まれる物質を分解して再構築する事が規則である。
物理法則や化学式を無視した錬金は、恐らく、特殊な道具を使って誤魔化しているのだろう。
賢者の石とかな？
「はい、描いたよ。」
「どれどれ、」
「う〜ん？どれ？」
「あぁ〜やっぱり、」
「ん？コレって、」
「どうしたの？」
「いや、昨日の夜、この壁のある所に行ったんだよ。」
「でも、此処には何も無いよ？」
「え？」
「その代わり、別の場所に壁があった。それを書き込むと、」
「アレ？これって、」
「そう、召喚術式の他にも、大規模の術式が組み込まれていたんだよ。」
「どんな術式？」
「自立崩壊魔法陣だ。」
「え！？」
「ぶっそうだね。」
「何で？」
「そりゃ、勿論、証拠隠滅だろうよ。実験で滅んだと見せる為の。」
一度でいいから、脳筋パーティ以外で攻略したい。(ホントマジで！)→←数打ちゃ当たるが威力は補償しない
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作者名：ノウス | 作成日時：2019年6月1日 23時
