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143話 ページ49

〜帰り道〜陽愛side

さっき勇次郎が女の子に囲まれてた

年下に嫉妬するなんて……

勇次郎はファンが女の子だって分かってるのに……

陽「楽しかったね!」

勇「そうだね。俺陽太に気に入ったって言われたよ」

陽「ほんとに!?あいつが!?」

勇「うん。」

いつのまに!



しばらくの沈黙




陽「勇次郎……実はねさっきちょっと嫉妬してた」

勇「え?」

陽「女の子に囲まれてて……ちょっとね」

勇「ごめんね。不安にさせて」

陽「いいの!」

勇「俺もさ男の子達にヤキモチ焼いてた……」

陽「え!?」

勇「握手しててさ。俺が授業で借りる手なのに」

陽「そこなの?w」

勇「うん。陽愛に触るなんて許せない……」

陽「勇次郎に触るのも許せないね〜」

勇「俺はアイドルだしね」

陽「私だってモデルだよ!」

勇「そうだね。だけど陽愛に触れるのは……」

ギュッ

勇「上書きね」

そう言って手を握る

陽太「仲良いな」

陽「なんでいるのよ!」

陽太「いちゃ悪いかよ」

勇「今って授業中じゃない?」

陽太「姉ちゃんの忘れ物……」

陽「え!あ、ありがとう陽太」

陽太「別に……」

いいとこあるじゃん!

陽「じゃあ授業頑張んなよ」

陽太「あーはいはい」


そう言って走って帰る陽太

陽「陽太なんか雰囲気変わったねー」

勇「そうなんだ」

〜次の日〜

勇次郎がなかなか手を離してくれない

女子「今日はなんか甘えん坊だね勇次郎くん」

男子「代われ!染谷!」

勇「やーだ」

男子が私の反対の手をとる

勇「おい」

おお怖い

男子「あっ」

勇「陽愛に触るなー!」

男子「ごめんって染谷!」

勇次郎が反対の手も握る

両方握られている

陽「えっと……?」

勇「昨日言ったばかりじゃんか」

陽「ごめん?ね」

勇「ん」

ちょい怒かな?

〜自習〜

最近数学の自習が多いよー

私としては嬉しいよ?

勇「陽愛。こっち向いて」

陽「ん?」

椅子ごと勇次郎の方へ向く

勇「手」

陽「ハイハイ」

いつも通り右手を差し出す

勇「両方!」

陽「え!?」

勇「おやすみ」

自分勝手だな〜

両方の手を握られているためなにもできない

女子「勇次郎くん今日は両手なんだw」

男子「くそー!染谷め!」


ちょっと眠たいかも……

陽「勇次郎……私も寝たいから片手にしてくれない?」

勇「………………分かった」


そのまま私は寝てしまった


女子「2人で寝てる!」

男子「寝顔も可愛い…」

女子「2人とも幸せそう」


全員(((リア充め!!!!)))

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:kerota | 作成日時:2018年8月19日 2時

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