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134話 ページ40

陽愛side

また連れてこられる

葵「いつまで勇次郎くんの隣にいるのよ!!」

陽「わかんないの」

ほんとに分からない

葵「そーゆーとこムカつくのよ!」

頭やお腹をなぐられる


頭に強い衝撃がはしる


ズキズキ

痛い!頭痛い!

映像がたくさん流れ込んでくる

多分この高校での出来事だろう

ん?勇次郎……くん?

葵「早く立ちなさいよ!!!」

陽「頭割れそう!叫ばないで!!痛い!」

頭がやばい……映像の量と頭の痛さが比例する

陽「痛い!いたいいたいよ!」

ガラガラバンッ

そこに居たのは勇次郎

あれなんで勇次郎って?


勇「陽愛!」

葵「なんで!」

勇「陽愛の声が聞こえたんだよ!」

葵「はぁ!?」

また山本さんは私の頭を殴る

ズキ

まただ……海……ホテル?……体育祭……

いじめられてるのは私?クラスのみんなと泊まっている

勇『絶対離さないよ』

陽『離れられる自信ないもん』

勇次郎との思い出の数々


そして……記憶障害になって中2になっていた頃。

ピーン

全てが私の頭の中で繋がった

そうだ……私は高校生で勇次郎という彼氏がいて

葵ちゃんに落とされて記憶障害になった

また廊下で押されて中3になっていた


繋がった!


勇「陽愛!大丈夫!?」

陽「大丈夫だから……」

葵ちゃん……嘘ついたね私に

起き上がると葵ちゃんを睨みつける

葵「なによ!」

陽「葵ちゃん私に嘘をついたよね」

葵「その呼び方!」

陽「なに?勇次郎は彼氏じゃないって?私の彼氏なの!」

勇「陽愛……もしかして」

陽「そうだよ!さっき殴られたので全部戻ったよ!」

葵「はぁ!?あんた最低!」

陽「最低なのはどっちよ!」

葵「悲劇のヒロインぶらないでよ!」

陽「はぁ!?こっちは2回も記憶失って!知らないで葵ちゃんに脅されて!挙げ句の果てには勇次郎まで取られそうになったんだよ!」

葵「アンタが勝手に頭を打ったんでしょ!」

陽「誰のせいだと思ってんのよ!全部葵ちゃんでしょ!人生狂わされたよ!」

葵「狂ってんのはこっちだって!」

陽「勇次郎が好きでやってることかも知んないけど、勇次郎の気持ちを傷つけてまで私に危害を加えないといけなかったの!?」

葵「あんたには分かんないよ……好きな人を取られる気持ちが」

陽「え?」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:kerota | 作成日時:2018年8月19日 2時

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