133話 ページ39
勇次郎side
陽愛がまた記憶障害になって1週間が過ぎた
今日もいつも通りの日を過ごすんだろう
陽愛のトリガーは頭をぶつけることだろう
頭を打つことで記憶が蘇る
今日も今日とて陽愛と話す
陽「でね!……」
勇「うんうん。」
葵「ちょっと瀬良いい?」
またか……
勇「なに?陽愛になんか用?」
葵「勇次郎くんは黙ってて!」
陽「なに?」
葵「ちょっと来て」
なにをしでかすか分からない
勇「陽愛行かないで」
陽「え?」
葵「いいから来てって!」
無理やり連れていかれる陽愛
陽愛side
空き教室に連れてこられた
陽「な、なに?」
葵「いつまで付きまとってんのよ!」
その声どうにかならないの!?この人!
陽「付きまとうって……勇次郎くんは私の彼氏って聞いたよ」
葵「ふん。バカねあなたは。勇次郎くんの嘘に決まってるじゃない」
陽「え?」
嘘なの?
葵「ばかね。可哀想に」
うそ……勇次郎くん……嘘ついてたの?
葵「分かったらもう付きまとわないで!」
とりあえず教室に戻ろう
〜教室〜
勇「あ、陽愛おかえり!なんかされなかった?」
ちょっとまって……この人嘘ついてるの?
もうよくわかんない
誰を信じたらいいの?
陽「大丈夫だからそっとしておいて」
整理がつかない
私には理解出来なくて。でも、勇次郎くんは毎日話しかけてきてくれる
話すのはとても楽しい
でも、彼氏じゃない?
更に2週間が過ぎた
勇次郎くんとは相変わらずよく分からない
お互いそのことに触れないし触れようとしない
その日また山本さんに呼び出された
30人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kerota | 作成日時:2018年8月19日 2時