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131話 ページ37

勇次郎side

陽愛が遅い……。

そんなに時間かかるか?

クラスのやつに聞いても分からないらしいし


キーンコーンカーンコーン

授業が始まる

先「瀬良は?」

勇「さっきまでいたんですけど……」

先「もう少し待とうか」


陽愛side

キーンコーンカーンコーン

え!授業始まった!?

てか、ここどこ?

渡り廊下ありすぎでしょ!

あ!健くんいる!

陽「健くん!」

健「おお!陽愛。なにしてんだ?」

陽「自分の教室わかんなくて」

健「なんでだ?まぁいいや。そこの階段登って右に曲がったところ」

陽「ありがとう健くん!バイバイ!」

健(なんかおかしくね?)


意外と近いところじゃんw


あ!1の5発見!

入ってみたら知っている人いるだろう


ガラガラ

クラスのみんなの顔がこちらを向く

だれ?知らない人ばかり……

?「陽愛!」

だれ?前髪が特徴的な男子が名前を呼ぶ

男子苦手なんだよ〜


そこで先生らしき人が

先「瀬良。どこいってたんだ?」

陽「さっきまで愛蔵と帰っていたはずなんです」

クラス全員が不安そうな顔をする

先「なにをする予定だった?」

陽「受験勉強を……」

愛「お前また記憶失ったの?」

陽「またってなに?今中3でしょ?」

先「ちょっと瀬良。先生と一緒についてこい」

よく分からんけど

陽「はい」

なんで?

疑問符が頭にありすぎる


勇次郎side

陽愛は教室から出ていった

勇「また……?しかも中3」

愛「またどこがで頭ぶつけたとか?」


もし本当にまた記憶が無いんだとしたら

また俺のせいなんだろうな


〜放課後〜陽愛side

先生について行ったあと

色々質問された。自分が今何歳でどんな勉強をしているのか。

なんでそんなの聞かれるの?

ふらふらとしているうちに教室に着く


愛蔵と……翔!?

陽「翔!いつのまに帰ってたの!」

翔「あー数ヶ月前、」

陽「うそだー!数ヶ月前はまだ2年生だよ?」

愛「ちょっと陽愛。お前高校生だぞ?」

高校生?

陽「なんで?中3じゃん?」

?「陽愛どうしたの」

さっきの前髪が特徴的な男子が話しかけてくる

竜(元カレ)のこともあって怖い

サッと愛蔵の後ろに隠れる

愛「なにビビってんの勇次郎じゃん」

陽「だれ?なんで高校生なの?」

勇「陽愛は高校生だよ。」

陽「うそ……受験勉強しなくていいの?」

いや、そういう問題じゃないよね

葵「なに?また記憶が無いの?ばかじゃないの」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:kerota | 作成日時:2018年8月19日 2時

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