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127話 ページ33

陽愛side

葵「いつまであんたは勇次郎くんを取るつもりなのよ!」

はい?

陽「ん?なんのこと?」

葵「勇次郎くん取らないでよ!!!」

うう……また頭が!

勇「ちょっと大きな声出さないで」

陽「うぅ……痛い!」

勇「陽愛!大丈夫!?どこが痛い!?」

葵「嘘つかないで!!」

ドンッ

気づいたときには頭をぶつけてて

ガンッ

あれ、ちょっとまって

今までのことがフラッシュバックする

入学式。自己紹介。

バス。水族館。

宿舎。嘘告白ゲーム。

怪談。モデルの撮影。

お泊まり。転校生。

体育祭。いじめ。

…………全部思い出した


ー数分後ー

陽「あ、勇次郎ごめんね」

勇「心配したんだよ!」

愛「ったく……山本そろそろやばくね?」

ひ「ちょっとやばいね」

南「大丈夫?陽愛」


私は考えた。思い出してないふりをしようと


陽「うん!大丈夫!皆ありがとう!!」


ちょっと勇次郎はなんか分かったみたいな顔だけど


陽「よし!昼ごはん食べよ!ひよりんも!」

ひ「え!?……今……」


あっしまった

陽「なんで言ったんだろ……そう呼んでたのかな」

ひ「うん!そう!」

陽「へぇ!じゃあそう呼ぶね!」


〜屋上〜

いやぁよく葵ちゃんに色々とされるな〜

勇「陽愛頭大丈夫?」

陽「うん!愛蔵!」

昔の私だったら愛蔵に話しかけるよね!

愛「なんだ?」

陽「なんにもなーい」

愛「中2から成長してないな」

陽「頭脳は中2だもん」

勇「中2の頭脳もないでしょ」

陽「いやあると思うよ?w」


そこで来たのだ……あの女

葵ちゃん

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:kerota | 作成日時:2018年8月19日 2時

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