勇次郎との恋愛 3

96話 ページ3

夏休み1日目

陽愛side

はぁ……24時間長いよ〜

夜だし……電話していいよね？


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

ｶﾞﾁｬ

陽「あ！勇次郎！」

勇『陽愛！どうしたの？なんかあった？』

陽「なんか暇でね。家は1人だし」

勇『ごめんね陽愛？今は神奈川だからちょっと遠いよね』

陽「全然ちょっとじゃないよ！太陽と地球並に離れてるよ！」

勇『はは。冗談言えてるくらいだから大丈夫でしょ？』

陽「そうかも……」

勇「明日1日頑張ってよ。そしたら会えるから」

陽「うん！」

あ、そうだ。どうせぴよりんのことだから黙って見送ったんだろうな

陽「勇次郎！ちょっと愛蔵と変わって？」

勇『いいけど……ちょっと待ってね』

ひよりんもライブ行けないかな〜

愛『なに？』

陽「ひよりんライブ招待した？」

愛『いや、招待してない』

陽「馬鹿なの？」

愛『はぁ！？お前に言われたくねーよ』

陽「な！私は最前列で見るもん！」

愛『まじで？どうしよう』

陽「お！ペアチケットなんだ！これ！」

愛『今かよ』

陽「ひよりん誘っとくね！」

愛『ちょ……おい！』

陽「待っとれ！」

よーし！ひよりん誘うぞー！

ん？話し声が……


勇次郎side

勇「なんて？陽愛」

愛「なんか涼海もライブ誘うって」

勇「ふーん。見られて歌えなくなったりしたらまじ怒るよ」

愛「大丈夫だろ。お前こそどうなんだよ」

勇「陽愛のうちわの文字は全部やるよ？」

愛「ガチだなお前」

うるさいやつだ。

勇「ヘタレに言われたくねーよ」

愛「はぁ！？」

勇「もうちょい静かに話せないの？」

愛「お前とことん嫌いだ」

勇「とことんなの？俺は大嫌いだけど」

陽『喧嘩するなーーー！』

え？

愛「あっ切ってなかったわ」

勇「陽愛切るよ〜」

陽『喧嘩するなー！ひよりん連れてかないよ愛蔵！』

愛「それは……！」

焦ってる焦ってるw

勇「おつかれ愛蔵」

陽『私も行かないよ？勇次郎』

ん？でも……

勇「それは陽愛が無理なんじゃない？」

陽『うぅ……もう切るもん！』

ﾌﾞﾁｯ

なんて自分勝手なやつだ


愛「大変だなお前」

勇「お前もな」



仲良くなんてしたくない

けど

陽愛は俺たちの仲を良くしてくれる唯一の存在なのかもしれない



陽愛に会えるの楽しみだな

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