姉と弟AnotherStory

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その日は突然やって来た。









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「大毅くーん、！」









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は？









「大毅くん、おはよっ！」









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「.........その呼び方...」









「いやー、たまたま名簿見る機会あってさ、









中間くんの下の名前、大毅いうんやな。カッコええやん！







これから下の名前で呼ばせてもらうわ。






やから俺のことは望って呼んでや！」









最悪。








しかもよりによって「くん」付け。









大毅くん、大毅くん、って嬉しそうに俺の周りをウロウロしとる小瀧やけど、








はっきり言って腹立つ。








その呼び方、してええのは姉ちゃんだけや。









イライラしながら上履きを履いて階段を登ろうとしたとき、









「あのさ、大毅くん。



違ったらごめんやけど、大毅くんの手紙ってさ、







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もしかしてお姉ちゃんとかからやったりして？」








衝撃のあまり立ち止まる。





なんで分かるんや、みんなは彼女や言ってたのに。






こいつは何がしたいんや。






隣の、え！もしかして図星！？




とか言う声で、理性が吹っ飛んだ。









「やからなに？！



俺に関わんな言うたよな？


下の名前で呼ぶのもやめてくれへん、？




大切な人が付けてくれた名前汚すなやっ、



気持ち悪いねん、ほんま。


何が目的なん、お前みたいな奴が1番嫌いやねん。



大嫌いや。目の前に現れんなっ！」

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