みーつけた【鬼滅の刃】【吸血鬼】

うまくいった ページ11

炭治郎side


「ありがとう、由美」


由「吸血鬼様のお願いなら聞かない訳にはいきませんもの。あの子から暁歌さんを引き剥がすことなんて簡単でしたわ。」


「そっか…よかった」


由「ところで炭治郎様？」


「なんだ？」


由「何故、Aさんから暁歌さんを引き剥がす必要があったんですか？」


「それはね…」


ガブッ!!!


由「一体なにをなさ…カクッ」


「Aを1人にさせるためだよ。そうすれば、寂しくなって、自分を欲してくれる人を欲しがるはずだろ。それが人間の本能的な感情だ。って聞いてないな。ちょっと深くやりすぎたか。」


吸血鬼は、普通、2種類の噛み方がある。1つ目は血を吸うときにする噛み方。牙を頸動脈に対して垂直…すなわち縦に入れるやり方。


2つ目は噛み付いた相手を昏睡させる技。一時的にだが相手を昏睡させることが出来て、吸血鬼なら誰もが使える。吸血したい相手が暴れる時なんかに使う。
牙を頸動脈に対して斜めに入れると発動する。



「まぁ、とりあえずは、誰もいない旧校舎の教室にでも縛って置いておくか。」


ちょっとめんどくさいが、バレては困るからな。特にAにはな。Aのために考えた計画が台無しになるからな。


そんなことを考えていると、


？「みーちゃった！」


「ハッ!!!」

振り返ると人が居た。仮面を被っていて、顔は分からない。


「だ、誰だ！」


？「俺？君とおんなじ通りすがりの吸血鬼だよ」


俺と同じ吸血鬼?!

驚きに声を出せずにいると


？「それにしても、急に女の子を襲ったりしちゃダメじゃないか？男として。」


「な、何が言いたい！」


？「俺の計画に協力して欲しいんだ。」


「えっ…計画…？」


？「そう、計画。悪い話じゃないと思うんだよね！それに俺の計画に協力してくれれば君のしたことは見逃してあげるし。君も何か計画を立てているんだろ？」


「なんでそれを知っている！」


「ふふ、それは秘密。さぁ、どうする？俺の計画に協力してくれれば君のさっきしたことも見逃してあげるし、これからも俺の邪魔にならなければその計画を続けていいし。でも協力しなければ、今の行為、学校中に言いふらすよ。さぁどうする？」


俺は即答した。


「いい話だ。協力してやるよ」

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