こいぬ代表、平野くん。 (ページ7)

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…待って、このまま紫耀くんと一緒に行ったら

もっと会社に行きずらくなるんじゃ…

『…』

電車の中に同じ会社の人いないよね…

『……、』

…がっつりいるじゃないか、(

どうしよう…向こうもこっち凄い見てるし…

『はぁ…、』

「どしたん？」

不審に思ったのか小声で紫耀くんが話しかけてくる。

とりあえず誤魔化さなきゃ…だよね

『ううん！何でもない！』

「…嘘やろ、？」

つり革を掴んでいる私の手を

紫耀くんがそっと掴んだ。

「なぁ…俺のこと信じられへん？」

『ちが、そういう訳じゃなくて…』

そうこう言ってるうちに駅に着いてしまった。

結局紫耀くんに弁解できなかったし、誤解されたままだし…

「…Aちゃんのあほ」

『え、？』

「…何でもない、」

よく聞こえなかったけど

怒ってるのは分かった。

…私のせい、だよね…

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