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やめてよ ページ16

・in(ちょっといちゃつかせたかったんです)






「…伊野ちゃんって結局やまちゃんのことなんて言って誘ってんの?」





伊野尾「Aさあ、そういうのやめなよ」





らじらーの生放送後、今回一緒に収録に参加してくれたAが楽屋のソファでスマホをいじりながらさも当然のように俺に話しかけてくる





「でもさ、実際問題いま読んでる漫画だと受けが結構攻めに臭い台詞言ってるわけよ」





伊野尾「楽屋で何読んじゃってるわけ?」





「だって雑誌のインタビュー手違いで後1時間後なんだよ?することないじゃん」






Aのいう通り本来なら収録が終わればとっとと解散になるのだが今日はインタビューが控えており、この楽屋で時間を潰していた




伊野尾「明日も東京公演なのにねえ」




「Twitterで伊野ちゃんの声がライブ後だからハスキーでいい感じだって言われてる」





伊野尾「Aと知念はすぐエゴサするんだから」






どこまでも自由人な彼女は寝転びながら「やっぱり来て、いいよ、しよ、かあ」と下品なセリフを読み上げる




伊野尾「俺のこと誘ってんの?」




「やまちゃんってさ、伊野ちゃんがしたいなって思ってたら察してくれそうだよね、王子様だから」




伊野尾「耳ぶっ壊れてんの?」





最近Aは口をひらけばやまちゃんやまちゃんと山田の話ばかりで少し面白くない、明確に言えばやまいのと不覚なことを言われてるから俺のことも含んでるんだけど




伊野尾「最近おいたがすぎるんじゃないの?」




「何を今更」




伊野尾「お、俺はその正論に屈しないからな!」





少しばかり後悔させたいと思います

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作者名:八重 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2022年9月12日 14時

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