【ミステリアス彼氏】 ページ9
『わっ………』
昨日、地獄の片付けが終了して。
ダンボールが部屋になくなった後、眠りについてしまった。
今日は、疲労が溜まり過ぎて行けていなかった
ショッピングに来ていた。
自国には見られないアクセサリーが、たくさん並び目を引く。
中でも、一際目立つダイヤモンドが光る。
"シルバーネックレス"
あの人の名前は、そのまんまの意味なのかな。
あ、お金払わなきゃ………。
「有り難う御座いました。」
『……………』
あ"ぁぁ〜!
買っちゃったよ…………!!
まだ、昨日の分の支払いしてないのに!
でも。
後悔はしてはいない。
【永遠の絆】
ダイヤモンドの石言葉、とっても素敵。
離れていても、きっと大丈夫だから。
『うっげ………っ』
嘘でしょ………?
何と、買い物に夢中になり過ぎて帰りが遅くなったら。
何かの、パレードに巻き込まれてるんですけど………!?
一気に人混みの波に呑まれて、意識が朦朧としてくる。
「_______様、万歳…………!!!!」
「「ワァァアアア」」
『…………?』
偉い人の、祭り………なの、か………な?
歓声の中で、意識を手放そうとした時。
_____________見知った人物を見つけた。
マ、マ…………?
っママ…………!!!
無我夢中で走った。
しかし、夢の中で走っているかの様に上手く前に進めないし。
体が、重かった。
ママ…………パパはどこにいるの………?
『はぁ……はぁ…』
力が抜けて、その場に座り込む。
本当は、分かっていた。
けど、望みを捨て切れず現実逃避してしまった。
だって、そこには最初から何もなかったから。
パパとママは、もう返ってこない。
上を向いていたのに、涙が綺麗に流れてくる。
『う"っ…………ッ、』
「………あれ?泣いちゃってますよね…??」
『あ、あんたは…………っ』
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作者名:雪月花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/38714f458f1/
作成日時:2023年8月27日 3時