うらたぬきの妹です。現在、炎上しております（白目）

炎上1 ページ3

これは、小さい頃のお話。

私には、1人の兄がいた。

兄は、すごく歌が上手で、私が13歳の頃に、歌い手というものを始めた。

密かに兄の歌を聞いていた私は、兄のようになりたいと願うようになった。

_____そして、2019年。

23回目の誕生日を迎えた私は、記念として歌い手をはじめることにした。

その日は兄の家にいたので、兄のいない時間帯に勝手にマイクを借り、コツコツお金を貯めて買ったパソコンで編集をした。

そして、いざ投稿しようと思った時。

・・・大事な事を思い出した。

「・・・名前、どうしよ」

そう。歌い手として活動していく為の、いわば活動名。

決めてなかった。どうしよう。

確か兄の名前は、うらたぬき、だったよね。

「・・・うらたぬき」

・・・思いつかないし、ちょっと借りようかな。

そして出来上がった名前が、"おもてきつね"だった。

これでいざ！デビュー！と思い、Twitterのアカウントも作り変えて、投稿した。

初めて投稿した曲は、『ビターチョコデコレーション』。坂田さんのやつを聞いて、更に大好きになった。

・・・お兄ちゃんが帰ってきたら、知らせないとね。

そう思って、兄の帰りを待った。






「ただいま〜」

「あ、お帰り、お兄ちゃん。ご飯できてるよ」

「・・・えっ、A！？何でいんの！？」

「え」

今日来るって言ってたのに。

「今日来るって言ってた」

「嘘だろ！？えっ、ちょっと、待ってて、すぐ風呂入って着替えてくるから！！」

「えっ、良いよ別に〜。兄妹なんだし」

「Aにこんな恥ずかしい姿見せれねぇだろ！！！それに汗臭いし！！こんな格好でAに近づいたら、Aの可憐な匂いが！！！」

「俺のせいで臭くなってしまう！！！！」

「相変わらずのシスコンぶり・・・」

お兄ちゃん良い匂いだから、気にしなくて良いと思うんだけど・・・。

「兎に角！！風呂入るから！！！待ってろよ！」

「うん。あっ、ちょっ！・・・行っちゃった・・・。」

お風呂入れるの忘れてたんだけど・・・。

「・・・大丈夫かな」

その後秒で上がってきたお兄ちゃん。いや早過ぎな？？？

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