検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:9,339 hit

錬金術師1 ページ2

「A、おはよう。今日も元気に学校へ向かおうか」










「・・・今の私の前でよくその言葉が出てきたな」









僕の目に映るのは、明らかに準備途中の幼馴染の姿。










昔から何度も見ているはずなのに、見る度に愛おしい気持ちになるのは、それだけ僕がこの子のことを好いている、ということなのだろう。










「ほら、早く準備しないと。寧々も待っているよ?」









「誰のせいだよ・・・」










なんて呆れながらも、Aは急いで準備を終わらせて僕と一緒に家の外へと出た。









「あれ、思ってたより早かったね。おはよう、A」









「寧々おはよー。てかなんでこんな早いわけ?いつももっと遅いじゃん」









眠たい、と目を擦りながら僕たちに問いかけるA。









「なんか、類がAと早く登校したいって言うから」









「は?」









信じられない、という顔で僕を見るA。なんだか心外だよ。









「今寧々の言ったことは何一つ間違っていないよ。たまには早く行くのもいいかと思ってね」









「私を巻き込む必要性は?」









「ないね」









「じゃあいいじゃねぇか」









「けれど、僕たちが迎えに行かないと、君は学校に来ないだろう?」










「・・・ぐぅの音も出ない」










実際、昔は学校をサボりたくてしょっちゅう嘘をついていたし。









1番驚いたのは、叔母さんが後ろで料理している音が聞こえてくるにも関わらず、「お母さんが入院しちゃって・・・」という嘘をついたことかな。しかも理由インフルエンザだったし。6月なのに。










「まぁいいんじゃない?いくらAでも、学校に行ったらいい事の0.5個くらいあるでしょ」










「いや少なすぎないかな????相場は1では????」

錬金術師2→←プロローグ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
854人がお気に入り
設定タグ:神代類 , 東雲彰人 , プロセカ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いのしし侍。 | 作者ホームページ:!?  
作成日時:2022年12月5日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。