恋愛対象は恋のキューピット【神代 類】

おまけ:実は ページ43

神代とAちゃんが結婚してる
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｢お、東雲家次男じゃーん｣









｢長男です｣









夕食の買い出しのためスーパーに向かっている途中、懐かしの東雲家の人参くんに出会った。









｢久しぶりだね、東雲くん。元気にしてた？｣









｢まぁ、はい。A先輩は相変わらずっすね｣









｢あはは、ありが・・・ん？成長してないって言いたいの？｣









｢逆にどこがしてるんすか？｣









｢おうおうテメェも変わらねぇな人参｣









褒められてると思った私が馬鹿でした。今すぐこの人参を潰します。









｢そういや、今度ビビバスでライブするんですけど、よかったらどうですか？｣









｢へー、今人気急上昇中のチケットが最も取れないと言われているビビバスのライブに行かせてくれるんですか？え？｣









｢無駄に詳しいな。てかバカにしてんだろ｣









ビビバスも有名になってきて、ここ近年はテレビで名前を聞かない日はないくらいに人気。毎日類とテレビ見て｢ほえー｣って言ってるよ。









｢してないしてない。で、いつ？｣









｢10月9日です｣









｢10月・・・あ｣









その日は結婚記念日なので、類とどこか出かけようとしていた気がする。ただ、どこに行くかは決めていないから、ワンチャン行けるかも。









｢・・・ごめん、もしかしたら行けないかもしれないけど、チケットだけ貰ってもいい？｣









｢なんか予定ありました？別に、無理にとは言わないですけど・・・｣









｢実は、この日結婚記念日でさ。もしかしたら別のところ行くかもしれないんだけど・・・話し合ったらワンチャンあるから｣









｢結婚・・・ああ、なるほど。そういえば先輩結婚してましたね｣









｢あれ？君結婚式来たよね？？｣









｢あはは｣









｢目を逸らすな｣

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