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矢が27本 ページ30

「ところで、神代先輩はなんでいるんすか」









「ふふ、演技が上手いね、東雲くん。いつかショーのアシスタントでもしてもらおうかな」









「絶対嫌です」









目の前でキャッキャしてる二人の会話を大人しく聞いていた私だが、ふと違和感を覚えた。









「・・・ん?演技?」









東雲くんは演技なんてしてないだろうし・・・いや、神代くんになんでいるのか聞いてるのが演技ってこと?私たちは神代くんがなんでいるのか知ってて来てるし。









・・・ん?でも神代くんがその事に気づく術はなくないか?









一人でこんがらがっている様子を見て、神代くんは笑い、東雲くんは呆れた。とりあえず東雲くんには今度人参ケーキプレゼントしよう。









「混乱しているようだね、Aくん。このトリックは簡単だよ」










「僕が君たちの存在に気づいていただけだよ」









「そっか、私たちの存在に・・・え?」









なんて言ったこいつ。え、私たちの存在に気づいていた??え??









「えっと、つまり・・・?」









「つまり、こういうことだよ」









神代くんの説明









東雲くんから電話が入った時おかしいと思ってね。何故僕のいる場所を知りたがっているのか。普通に勉強を教えて欲しいのならそれだけ伝えればいい話だし、そもそも東雲くんが勉強をしようとするなんて何かあるに違いない。









「おい待て。俺だって勉強は・・・」









「勉強は?」








「・・・しない、です・・・」









「なら異論は無いね、続けようか」










それで、しばらく周りの様子を見ようと思ったんだけれど、君たちの姿は見えなくてね。まぁいいかと思ってカフェに入った時に、すぐ2人が入ってきたのに気づいてね。しかも、割と近い席だったし。









「一応ガラスあるし大丈夫かなーと・・・」









「だとしても、流石に近くの席に来られたら確信犯だよ。まぁ、というわけで僕は2人の存在に気づき、それとなく様子を見計らっていたんだ」









「途中でAくんが帰ろうとした時は焦ったよ。よかったよ、東雲くんに連絡できて」








「・・・おい、貴様グルか?」









「パンケーキ、奢ってくれるって言うんで・・・」









「現金だなお前」

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胡蝶 恵@副×2垢(プロフ) - 作者さん、最高だぜー!!! (4月13日 18時) (レス) @page45 id: 70a431d9b6 (このIDを非表示/違反報告)
葵衣@神代類推し(プロフ) - ミ"ッ、、、東雲ぇ、、、お前ぇ、、、最高かよ、、、神ですか? (3月14日 16時) (レス) @page45 id: 53e111f1d4 (このIDを非表示/違反報告)
aka(プロフ) - 続編に行かずこんなに神ってる作品初めて読みました!!!!!!!!!!東雲の失恋エピも最高っっっっ! (8月5日 0時) (レス) @page45 id: f77e69c6b8 (このIDを非表示/違反報告)
熱狂信者 - 本編もすっっっっっっごく良かったんですけど稀にある息抜きとかがどストライクなのって私だけじゃないですよね?ね? (2023年3月14日 10時) (レス) id: 60824d42a6 (このIDを非表示/違反報告)
琉依 - もう、作者様神ですか???こんな神作に出会えて本当に幸せです。今は類と夢主が幸せにしてるのを彰人が素直に祝福出来てないのも切ないし、失恋的な感じして最高です…。ツンデレが仇となって気持ちも伝えられなかったと考えると好き過ぎる…もう一回逝ってきますッ… (2023年2月14日 2時) (レス) @page45 id: 0de7de39c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いのしし侍。 | 作者ホームページ:!?  
作成日時:2022年8月19日 2時

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