彼氏に振られたから可愛くなったら口説かれ始めた件【呪術廻戦】

可愛くなって26日目 ページ28

｢じゃーとりあえず、悟と変わってもらっても良い？｣






『・・・え？』






｢え？｣








七海の方から聞こえた返しに、つい素っ頓狂な声が出る。










『五条さん、捕まえてませんが』










｢・・・・詐欺？｣









七海が発した言葉に思考停止しかけた脳を叩き起して考える。








え、なんで？なんで捕まえてない？捕まえてる言い方だったじゃん。え？詐欺師？？









『人聞きの悪いこと言わないで下さい。だって貴女、捕まえてくれとは言わなかったでしょう』










七海の言葉に、もう一度過去の自分の発言を思い出す。







｢・・・・・そうでした｣









私見つけたら教えてって言っただけでした。すみませんでした。












｢じゃあ今悟はどこへ？｣











｢今、貴女の後ろにいるの｣











｢÷☆♪○#÷！？！？！？｣













後ろから聞こえたこの場にいないはずの奴の声に、スマホをカシャーンと思いっきり落とす。











その弾みで通話が切れて、ツーツーと言う音が鳴っている。












嗚呼、また七海に怒られそうだなぁ・・・・











｢はは、いい反応すんね〜A｣













けらけらと笑っている悟。取り敢えず足踏んどいた。













｢まじでなんでいんのお前・・・｣











｢なんか呼ばれた気がしたからさ｣












｢呼んだけど一旦帰ってもらっていい？｣

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