彼氏に振られたから可愛くなったら口説かれ始めた件【呪術廻戦】

可愛くなって14日目 ページ16

｢しょーうーこーちゃーん｣






｢遊ばねぇから帰れよ｣






｢まだ何も言ってないです・・・｣






悟に追い払われたので愛しの硝子ちゅあんのところに来た。








相変わらずの塩対応。だが、そこがいい！！！









｢てかよく私だって分かったね、硝子｣







さっきまではあんなに七海と悟にごちゃごちゃ言っていたが、自分でも変わったな、とは思うわけであって。









｢そりゃあ分かるだろ。だってA、別に昔から美人じゃん｣










｢え何好きどうしよう結婚する？｣









｢この世から呪霊がいなくなるくらいありえねぇわ｣









｢思い一方通行すぎませんか？｣







でもまぁ硝子と私の愛(？)は確かめられたことだし良いでしょう








ふう、と煙草の煙を吐き、｢でもま｣と言って硝子は言葉を続けた。









｢気をつけろよ｣









｢・・・・・・え、何を？｣









その言葉の意味がわからなすぎて、暫くの間固まる。









｢だから、変な虫けらに捕まんなよ。虫は一匹残らず叩き潰せ｣











｢成程、虫か！！！わかった！！！殺す！！！！｣








｢絶対分かってないだろ。そう言えばお前馬鹿だったな｣










｢うるせぇ黙れ｣








別に虫けらに捕まるっていう意味が分からないわけじゃないし！！虫だろ！？つまり虫から逃げろってことだろ！！







｢やってやるぜ！！！虫は殺す！！！！｣











｢・・・・うん。まぁもうそれでいいわ｣











額を押えため息をつく硝子。あれ、もしかして諦められた？

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