選手 セクハラ 逃げる【青監】

スキンシップが11回 ページ12

｢失礼しまーす・・・｣









酷い目にあった翌日。あんな事があっても変わらずマネージャーとして働かされるようだ。とんだブラック企業だなここ。訴えてやる。









｢おはようAちゃん。よく眠れたかな？｣










｢眠れるわけないだろこっちは貞操奪われかけたんだぞ｣










昨日は士道くんにアレを押し付けられる寸前でアンリさんが来てくれたから助かったものの。









｢あのまま行ってたらどうなってたことか・・・｣









想像するだけでもおぞましい。本当に。なんなんだあの人本当に。出禁にしろ出禁に。あんな奴世に出ちゃいかん。









｢まぁいいや。今日はチームVのサポートをしてほしいんだよね｣









｢人の話を聞け｣









昔はもっと優しかった気がするんだけどな。どこで道を踏み間違えたの？？？









｢これ。今ここに映ってるのがチームVのメンバーね｣









｢あ、この人・・・｣









どうやら、そのチームVの人たちは昨日会ったチームZの人たちと試合をしているようだった。









え、潔くんすご。なんでそこにいんの。誰もいないのによく走り出せたな。









｢すご・・・｣









｢見惚れてないで、さっさとドリンクとタオル持って行け｣









｢チッ・・・はいはい｣









｢今舌打ちした？｣









｢してません｣



















｢失礼しまーす、飲み物とタオル持ってきましたー｣









試合が終わったであろうタイミングで、私はチームVの人たちのところへと近づく。









ちなみにチームZへはアンリさんが事前に用意してくれていたようだ。じゃあチームVにも用意してやってくれよ。アンリさんの負担を増やしたいわけじゃないけど。









｢・・・誰？｣









｢凪、お前昨日の話聞いてなかったのか？この人は新しく入った______｣









｢A Aです。今日は君たちチームVのサポートをする事になりました。よろしくお願いします｣










(主に)白髪の背の高い子に向かって自己紹介をする。目が合ったので一応笑いかけると、その子は｢ふーん・・・｣と興味がなさそうに欠伸をした。












｢なんでもいいや。ねぇA｣









｢はい｣









いきなり名前呼び・・・距離近。









そんな私の思考は、一瞬で吹っ飛ばされた。









｢俺と付き合わない？｣

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