俺は裏切り者じゃない。【冨岡義勇】

裏切り4 ページ6

「・・・どうして、此処にいる。」

高松 健。

新しい柱、だったよな。

どうして、此処にいるんだ？

あ、そういえば。

「・・・お前、(Aの事が)好きだったんだな。」

健「？何をですか？やっぱ、噂通り言葉足らずの人ですね。」

「(心外！)」

「・・・何の用だ。」

わざわさついて来るくらいだ。何か大事な用があったんだろう。

健「あぁ、そうですね。少し言いたい事があって来ました。」

「・・・分かっている。」

健「明日の午後1時、蝶屋敷に来ていただけますか？」

「・・・分かった。」

何故蝶屋敷なのかは分からないが、何か大切な話があるんだろう。

こういった場所では言い難いような。

まぁ、明日行ったら分かる事だ。


〜翌日〜

「・・・。」

今日は確か、高松に呼ばれて蝶屋敷に行く日、だったな。

行かなければ迷惑になるし、早く行こうか。

鮭大根食べてから←




〜蝶屋敷〜

「・・・。」

高松は何処なんだ？

？「あら、冨岡さん。如何したんですか？」

「・・・胡蝶。」

胡蝶「如何したんですか？急にいらっしゃって。」

「・・・(高松に呼ばれて)来た。」

胡蝶「ｲﾗｯ 来たのは分かってるんです。何故来たのか聞いているのですが？」

？何故苛立っているのだ？

？「あ、いた。冨岡さん！」

「・・・高松。」

胡蝶「あら、高松君。こんにちは。」

健「こんにちは、胡蝶さん！！」

胡蝶「高松君、如何したのですか？」

健「少し冨岡さんに呼ばれて！」

「・・・？」

俺は呼んでないだろう、呼んだのはお前の筈だが・・・？

自分が呼んだと言って相談するのが恥ずかしいのか？

胡蝶「あら、そうなんですか？冨岡さんもそうならそう言えば良いのに。だから嫌われるんですよ？」

「・・・俺は嫌われてない。」

健「ま、まぁまぁ！！冨岡さんだって悪気があった訳じゃないんですから！！」

高松は、案外良い奴なんだな。

健「じゃあ、行きましょう！冨岡さん！」

「・・・ああ。」



「・・・それで、何の用だ。」

健「冨岡さん、この前の柱合会議の話、聞いてました？」

「・・・お前が、(Aの事を)好いていると言う事か。」

健「は、はい？ま、まぁ多分そうです。」

？多分？

健「だから、僕はAさんに好かれたいんです。」

「・・・そうか。」

健「だから、冨岡さんは邪魔なんですよ。」

「・・・は？」

そう言うと、高松は自分の刀を取り出し、刺した。

「！？」

健「うわぁぁぁ！！」

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