裏切り17 ページ19
この、温もりは・・・?
「・・・A・・・?」
Aが、俺を抱きしめてきる・・・。
・・・ん?抱きしめている?
「なっ、何をしているんだA・・・!?」
柄にもなく焦ってしまった。好いている者に急に抱擁されたら誰でも動揺するだろう。(抱擁と動揺をかけたみたお☆←)
『・・・今迄、そんな「無理していたなんて知らなかった、ごめんなさい、気づかなくて・・・。』
・・・如何して、Aが泣いているんだ・・・。
如何して、謝るんだ・・・。
訳が分からない。
「A、如何して泣いている?如何して謝るんだ・・・?」
『義勇さんの1番近くにいるのに、気づかなかった自分が愚かで・・・。未熟で・・・。』
「・・・別に、(Aのせいではないだろう。)気にするな。」
『これから、愚痴などは必ず私が聞きます・・・!なので、もう無理しないで下さいね・・・!せめて、私の前では・・・、』
「・・・A・・・。」
Aは、こんなにも俺のことを気にしてくれていたのか・・・。
嬉しいな、礼を伝えておかないと。
俺も、自分の感情を、しっかりAに伝えよう。
「・・・有難う。」
『っ・・・!』
そういって俺は、久し振りに微笑んだ。
笑ったのなんて、何時振りだろうか・・・。
俺の表情筋は、とても硬いらしいからな・・・。
・・・?Aが頬を赤らめている・・・。如何したんだ、熱だろうか?
産屋敷「義勇、良ければ私も義勇の悩みを聞くよ。何時でも、相談に乗るからね。」
「・・・!有難うございます。」
お館様までもが俺の味方をしてくれているんだ。
弱い事は言っていられないだろう。
弱音を吐いてばかりでは駄目なんだ。
少しでも前に進まないと。
今は変わらない。
絶対に、良い方には進まない。
『私も、義勇さんの無実を証明する為、頑張ります!』
「有難う。」
産屋敷「では義勇、何かあった時は、何時でもAと一緒に此処に来てくれ。隠や、あまね達には伝えておくからね。」
「御意。」
産屋敷「それから、A。」
『はい。』
産屋敷「義勇を頼んだよ。無理はしないようにね。」
『御意。』
産屋敷「じゃあ、一旦Aは出て行ってくれるかい?すぐに終わるから。」
『?はい。失礼します。』
俺を残して何を話されるのだろう。
産屋敷「義勇。」
産屋敷「守られるばかりではなく、Aを守ってあげてね。」
「・・・!もしや・・・。」
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夜宮 - この作品大好きです!!頑張ってください!!! (2021年1月5日 13時) (レス) id: c4c364176c (このIDを非表示/違反報告)
焙じ茶 - あらあら、高松くん自分が何したか分かってるんでしょうか。(黒笑)冨岡さん推しなのでこの作品面白かったです!更新頑張って下さいね、応援してます! (2020年12月19日 20時) (レス) id: 0167f82c96 (このIDを非表示/違反報告)
ランデブー - ………(^ω^) 氏ね。いや…はよ天に召されろ。貴様は地獄行きだ。君は自業自得という言葉が一番似合うと思うんだ! (2020年12月19日 18時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
ランデブー - 見れば見るほど高松が憎くて仕方ないんだよなぁ!え?落ち着けって?何を言ってるの!私は至って冷静だよ…?(^ω^) (2020年12月19日 18時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
ランデブー - 尊い冨岡さんに何をしてるんだよこいつは!あんまり調子に乗ると○すよ…?(((黒笑 (2020年12月19日 17時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
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