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久しぶりのこちらの世界はどうも窮屈に感じる
コルセットを付けているような感覚と言えばいいだろうか？
多分人の形を捨てればこれもなくなるだろうが、リスクが大きすぎる
具体的に言うと物理的に肉体を砕いた上で引き伸ばすから…人であれば気絶しても痛みで目覚め、開始数分で死を願う程度には痛い
まぁ私痛覚は鈍化してるし人間よりそういったことに関して精神めちゃめちゃ強いから平気なんだけど
「こいこい、で御座います」
「……マジで？…まだこいこいするの？」
「勿論です」
ほんとこのばあさん、手加減や接待というものを知らない
私がばあやに絶対勝てるモノなんてのは無い
そりゃそうだ
私は子供を産むのが役目として育てられた
教養も戦闘も、ここに来るまで何も知らなかった
言葉だって
読めていたのはせいぜい絵本くらいだったような気がする…
優秀な子供を産ませるだけであれば愛情を与える方法と必要最低限、意思疎通が取れるだけの言語能力とコミュニケーション能力があればいい
腹の中に子供がいるのだから家の外に出させないから力も必要ないという家の教育方針
考えれば考えるほど、反吐が出る
ああ、またばあやに勝てなかった
花札ならいい所まで行けると思ったんだけどな
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作者名：ぽにょぺにょん | 作成日時：2021年10月10日 18時
