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弐捨壱 くどくて呑み込めやしない ページ46
目が覚めればまだ夜も明けきっていない
体の方は随分と楽な気がした
……最後の記憶さえなければいい目覚めだったのだけれど
まぁ、言わずとも解かってしまうかもしれないがあえて言おう
大騒ぎになって逃げだした
それだけなんだけど……
ね?
うん…
コック長に話すところまでは上手くいっていたんだ
向こうも私が人間ではないことを解ってくれていたし
でも問題なのはその後
………ダイフクに聞かれていた
あの子は沸点が低いし声も大きいからすぐに他の子供たちが起きてきて大騒ぎになるし
母親も子供たちの泣いてる声や怒声を聞きつけて来るし
本当に……
まぁ、何とか海に飛び込んで事なきを得たが……
きっと次はないだろうな
今回は運が良かっただけだ
……あの子たちにもう会えないのは悲しいけれど、仕方がない
私も仲間が大切なんだ
私からすれば数日経っている気がするのだが、こちらの世界ではまだ一晩しか経っていない
脳がバグってしまいそう
頭が痛い。脳を直接マッサージしたい気分だ
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作者名:ぽにょぺにょん | 作成日時:2021年10月10日 18時