・ 加筆中 ページ19
そんな事を言いつつもこの世界に来てから早数日
何度か目覚めようと意識を巡らせてはみるものの、一向に分からない
ただ、食事をしなかった日は何かスッキリ？するような気がした
結局世話焼きな船員に見つかって怒られたけど
前回の私が食事をせずに弱ったのは何故だろう
こっちの世界の法則に体が馴染んでしまった
とか
体に入ったこちら側のモノを出すため
とか、考えられるのはそこらへん
どちらにせよ
家に帰らなきゃいけない
私はこちら側の住民になる気はさらさらないし、もし万が一目が覚めなかったりしたらばあや達に迷惑がかかってしまうし本家に借りを作ってしまうかもしれないし……
てか殺される
食事を摂る度にだるくなったりするからあまり摂取したくないんだけど…
ここにいる限りそれは難しいと思う
だってばあやと似たようなテンションでこっち来るんだもん……
抵抗できないって……
でも、これがもし今の私にとって毒のような物だとしたら…？？？
嫌な汗が背中を伝う
得体のしれないものへの恐怖
それがだんだん大きくなっているのが分かる
早く、何とかしなければ…
手遅れになってからでは遅い
「兄ちゃん！！！！」
《！？！？
あ、ああ…ごめんよ、どうした？？》
「ごめんって言うならほっぺたやめて欲しいんだがねぃ
今度島に付いたら一緒に島を色々見て回らなねぇ？？？」
…なるほど、緊急しているような顔をしていたから何かと思えば…
私としてはまたとないチャンスだ
子供に甘い私にマルコを付けておけば少しくらいなら何とかなると思われたのか？
いや、今は拗ねてる場合じゃない
私は早くここを抜け出して、ばあやの所に帰らなくちゃいけないんだから
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作者名：ぽにょぺにょん | 作成日時：2021年10月10日 18時
