超えちゃいけない一線 ページ10
みんなが席に着いて、それぞれがフレンチトーストに手をつけようとした時、不意に茶髪の人が声を出した。
「自己紹介しようぜ。」
「うらたさん、そういうの好きやったっけ？」
「え、俺初耳〜」
「僕もですぅ、」
「うるせぇ。んん”ｯ、俺はうらたぬき。好きに呼んでくれればいい」
「じゃあ、たぬきさん」
「……は？」
「え？」
一瞬にして整っている顔を歪ませた彼は隣に座る私にデコピンしてきた。
しかも、めちゃくちゃ痛い。
「そっちじゃねぇだろ、
「え、だって、好きに呼んでいいって……」
「だからって、たぬきはねぇだろ、…っておい！笑うな！」
他の3人はお腹を抱えて笑っていた。
特に、紫色の人。この人やばい。
「はー、Aほんま面白ぇわぁ、リーダーにそんな口聞くって……しかも、たぬき！！！ふっははははは！！！！！！」
草生えてる。
「もういい！次！」
「はー、笑ろうたわぁ。志麻やで、まーしぃってよんでな？あ、敬語やなくてええで」
「まーしぃ？」
「そそ。よろしゅーな」
それだけ言うと、まーしぃはフレンチトーストを頬張った。
「ん！ちゅぎはおれやんな！！！」
「こら坂田、口に物入ったまま話すのはアカンって何回も言うてはりましたよね？」
「んぐっ……ほら！無くなったで！えっと、俺は坂田！さかたんて呼んで！敬語もだめ！あとセンラは許さへん」
「えぇ？なんでやねん」
「Aの血、吸ったやろ！朝一緒に寝たら跡あったし、そこからセンラの匂いすんねん！どういうことや！！」
「A、言うたな？」
「言ってないです、だからそんな目で見ないでください」
「てゆーか坂田こそ、一緒に寝たってどういうことだよ」
「確かに……！あ、もしかして、超えちゃいけない一線越しちゃった系なん？」
「あー、そうすれば良かったわぁ、まーしぃアドバイスさんきゅー！！」
「おう！」
いやいやいやいや。
何する気ですか。やめてください。
「はぁ……最後は僕ですね、センラ言います。敬語は外してもらって結構です。あ、また血ぃ飲ませてな？」
「……気が向いたら。」
そんなこんなで騒がしい朝ごはんが終わったと思ったのもつかの間。
何故自分が、一番に私の血を吸う人じゃないのか、という会議が始まりました、
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ての(プロフ) - Naoさん» ありがとうございます！頑張りますね、！ (2019年11月21日 22時) (
レス) id: 8747774e09 (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - 今までのアルバムのソロ曲の歌詞が出てきて、その歌詞のおかげでどんな状態なのかもよくわかって、すごく読みやすいし、面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年11月21日 16時) (レス) id: b92cb2f456 (このIDを非表示/違反報告)
ての(プロフ) - ミトさん» 嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: 8747774e09 (このIDを非表示/違反報告)
ミト - 初コメ失礼します。 読んでいて、すごく面白かったです!続き楽しみにしてます。 (2019年11月18日 23時) (レス) id: d0ac5e5cac (このIDを非表示/違反報告)
ての(プロフ) - Naoさん» 気づいて頂けて嬉しいです、ありがとうございます！ (2019年11月18日 22時) (レス) id: 8747774e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ての | 作成日時：2019年11月17日 21時
